TOP > Music CD・DVD > Classical > Mahler (1860-1911) > Symphonies Nos.7, 8, 9 : Maazel / Philharmonia, S.Matthews, A.Tynan, S.Connolly, A-M.Owens, S.Vinke, M.Stone, Gadd (6CD)

Mahler (1860-1911)

CD Symphonies Nos.7, 8, 9 : Maazel / Philharmonia, S.Matthews, A.Tynan, S.Connolly, A-M.Owens, S.Vinke, M.Stone, Gadd (6CD)

Symphonies Nos.7, 8, 9 : Maazel / Philharmonia, S.Matthews, A.Tynan, S.Connolly, A-M.Owens, S.Vinke, M.Stone, Gadd (6CD)

Customer Reviews

Showing 4 star reviews > Read all customer reviews

Do you want to write a review?

Write you own review

Showing 1 - 1 of 1 items

  • ★★★★☆ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  27/August/2015

    個人的な興味の焦点は第9交響曲。1984年のウィーン・フィルとの第1回録音は「第9の呪い」だの「死の予感」だのといった、この曲にまつわる様々な物語を故意に無視するかのような精緻にして冷徹な演奏。そのクールさはショッキングなほどだった。1996年のバイエルン放送響との録画はカメラワークも良く、教えられるところの多い映像だったが、演奏のスタンスは基本的に変わらなかったと思う。「潮目が変わった」と思ったのは2008年6月のニューヨーク・フィルとのライヴ(配信のみ)。32:19/15:39/14:17/27:30と両端楽章のテンポが遅くなり、依然としてクールではあるが、いわば「叙事的」に音がドラマを語るようになった。そして今回の録音の所要時間は、ついに35:48/15:52/15:03/29:09。第2楽章の演奏時間が最初からほとんど変わらないのは面白いが、第1楽章など、遅い部分はさすがにもうこれ以上、遅くしようがないので、提示部終わり、展開部の二度のクライマックスなど本来テンポを上げるべき箇所でテンポがあまり上がらなくなり、ベタに遅くなってしまった。それでも展開部のヒタヒタと押してゆく迫力、再現部以降の「崩壊」感など凄まじい。終楽章もいわゆる「泣き落とし」的手法とは無縁の毅然たる演奏。不死身かと思われたマゼールもあの世の住人となってしまった今、襟を正して聴くべき演奏だろう。 第7番は遅いと言っても、さすがにクレンペラーほど遅くならないが、クレンペラーと全く違うのは、きわめて色彩感が豊富なこと。マゼールがラヴェルを得意にしていたのを思い出した。第8番のリハーサル時間は十分に取れなかったと推測されるが、それでも手堅くまとめているのは、さすがにこの指揮者の能力の高さの証拠。しかし、べったり遅いだけで、どういう風に曲を作ろうとするのか、指揮者の意図があまり見えない演奏ではある。

    4 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1 - 1 of 1 items