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CD Pierre Boulez The Complete Erato Recordings (14CD)

Pierre Boulez The Complete Erato Recordings (14CD)

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    hyogepi  |  新潟県  |  不明  |  08/March/2021

    シェーンベルク、ストラヴィンスキー、メシアン、リゲティ、ベリオから自作まで、ブーレーズによる20世紀の名曲の名演奏。20世紀の音楽というと、いわゆる現代音楽ということで、難しくて敬遠しがちになるかもしれませんが、このボックスに収められた曲の多くは、普通に美しい曲として聴いて楽しめます。

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    ombredouble  |  東京都  |  不明  |  09/January/2015

    これがブーレーズの本領発揮で、それが同時に仏文化宣伝を担った(今はなき)Eratoレーベルのダニエル・トスカン時代を代表してもいる充実のセット.持っていない人は買って損はない.但し代表作名演揃いの自作自演部分が、プリを除きほぼそっくりDGGの「作品全集」にも入っている点など注意が必要(レーベル統廃合の関係で最近この手の重複がやけに多い). ストラヴィンスキー夜鳴き鶯でのテクスチャと色彩感の精緻で見事なこと.耳の衰えか忙しくなり過ぎたのか、これや自作水の太陽・婚礼の顔で聴かせる瞬発力とクラリティは、’90年代にIRCAM所長を辞しDGGと契約・有名オケの指揮台に戻って来る時分には失せてしまった.管弦楽の4つのエチュードにはちゃんと元ネタの四重奏の三つの小品にピアノラ版マドリードが付属するなど拘りがある.同じ機会に復元初演した結婚1919年版まで入れれば重要な記録になったのに残念.プルチネッラはロルフ=ジョンソン、マレイ(シェロー演出のルーチョ・シッラでそれぞれシッラとチェチーリオだった二人でもある)にエステスと実力者を揃えた名演だし、兵士の物語での仏演劇界の大物三人(もう皆故人となってしまった)のひと癖ある達者な語りも黄金時代のスナップショットである. 現代音楽も充実の内容で、ベリオ:シンフォニアは言うまでもなく、長くレパートリーとしたドナトーニはオートマティズム期の代表作、クルターグのシュルレアルな歌曲サイクルはブーレーズEIC委嘱作で国際的名声の切っ掛けとなった作品である(フンガロトンから出ているものと同一音源).カーターはシンプルで透明な’70〜’80年代作中心(五極真空管はなぜか録音が冴えないが).グリゼーの音響空間はできればモデュラシオンだけでなく前半も振って欲しかったが、ブーレーズの美学には合わなかったのだろう. カップリングの関係で入っているリゲティのエチュード第1巻とホルントリオは、若きエマール(2000年代以降とは別人)らアンテルコンタンポランのメンバーによる隠れ名演.ハーヴェイの死者を嘆き生者を呼ぶはブーレーズ時代のIRCAMで制作された代表的電子音楽作品で、エトヴェシュ指揮とあるのはCD初出以来の誤記である. 古いメシアン録音はコロンビア/SONY箱にも入っているのに注意.フランス管の名奏者を擁したドメーヌ・ミュジカル、そして往年のストラスブール打楽器合奏団の魅力光る名演.シェーンベルクの演奏は若干鈍いが仕方あるまい. ジャケットのポストモダンデザイン的古臭さも内容に合っていてよい.欲を言えば、レーベルの消滅以降お蔵入りしている現代音楽録音をもっと再発して欲しい(マヌリ:Zeitlaufなど).

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