Orchestral Suites

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  • ★★★★★ 

    fuka  |  東京都  |  不明  |  11/June/2016

    第一番の冒頭からそのテンポとスケール感に圧倒されますが、聴きすすむにつれ完全にバッハの世界に入り込んでいる自分に気づきます。この管弦楽の基礎となっている対位法の構築が当たり前のようにしかしこれほど明確に大伽藍をみるかのように表現されていることに深く感銘します。クレンペラー自身はバッハの管弦楽はできるだけ小編成で当時のスタイルで演奏する方が良いと語っていたとのこと。現代のバッハ演奏を聴いたらどう言うかしら。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  28/October/2010

    クレンペラーの死の4年前、最晩年の演奏であるが、いかにも巨匠ならではの重厚な名演である。バッハの演奏様式については、近年ではピリオド楽器による古楽器奏法や、現代楽器による古楽器奏法などによる小編成のオーケストラ演奏が主流となっている。本盤に聴かれるような大編成のオーケストラによる重厚な演奏は、かつては主流であったが、近年ではすっかりと聴かれなくなってしまった。そうした旧スタイルの演奏様式を古色蒼然と批判する向きもあるくらいである。しかしながら、近年の演奏の何と言う味気ないことか。芸術性の高い演奏も、稀には存在しているが、殆どは軽妙浮薄の最たるものであり、学者は喜ぶかもしれないが、音楽芸術の感動という点からは著しくかけ離れているのではないかと私としては考えている。このような軽妙浮薄な演奏が流布している中で、本盤のクレンペラーの演奏は何と感動的に響くことか。テンポも微動だにしない堂々たるインテンポであり、例えば、第2番のバディネリのように、かつての大編成のオーケストラによる旧スタイルの演奏の際にも、早めのテンポで駆け抜けるのが主流の楽曲でも、深沈たるテンポで実に味わい深い演奏を行っている。金管の鋭い響きや、巨像が踏みしめるような堂々たる音楽の進め方など、スケールは極大であり、この旧スタイルの演奏としては、トップの座を争う名演と高く評価したい。HQCD化によって、音質に力強い芯が一本通ったように感じられるのも素晴らしい。

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  • ★★★★★ 

    鉄血桃太郎  |  chyubu  |  不明  |  16/November/2007

    かつてはこうした交響楽指揮者がバッハを堂々と演奏していたものである。一番の聴き物はポピュラーな第2や第3より第1、第4である。スケールの大きさや重量感を持ちながら透明感も十分な実にユニークな演奏だ。双方の序曲に至ってはベートーヴェン以降の交響曲にも匹敵する厚みのある内容が詰まっている。クレンペラーこそ偉大なアポロン的演奏家ではなかろうか。

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