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Schubert (1797-1828)

CD Winterreise -Lieder Vol.9 : Goerne(Br)Eschenbach(P)

Winterreise -Lieder Vol.9 : Goerne(Br)Eschenbach(P)

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    Verdi  |  神奈川県  |  不明  |  07/July/2021

    マティアス・ゲルネの冬の旅は、この前にはブレンデルとの録音などもあるのですが、これはゲルネがいわば満を持して取り組んだシューベルト撰集の一環としての録音。ブレンデルにエッシェンバッハ、という名ピアニスト両名との録音といいながら、ブレンデルとのそれがいわば「ブレンデルの冬の旅」というきらいがなくもないのに比べれば、こちらのエッシェンバッハとの録音は、ゲルネがより歌いたいことを表現出来ているといった感があります。歌の出来としても、こちらの方がいいかとは思います。

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  28/November/2014

    私の知る限りで3回目の録音であり、エッシェンバッハとのコンビによる当シリーズ3つ目のシューベルト歌曲集。 表現に自由さがあらわれてるように聴いた。 1回目のハイペリオンでのものは繊細な若者のさすらいと心の哀しみに寄り添った印象。 2回目のブレンデル伴奏によって大きく化けたウィグモアホール盤はライブらしい劇的なモノドラマ。 これに対して今回の冬の旅は、オーバーな身ぶりはないが、心の揺れが伝わってくる。主人公との一体化より、さすらう自分を少し離れたところから眺めているかのような落ち着いた距離感がある。 前録音で一編のドラマとして「演じた」ものから、身ぶりを削ぎおとし「歌われた」ものへと変わったのではないだろうか。…ライブでないことも影響しているのかもしれない。だからといって内容が薄味になっていない。むしろ一音一句に心を配り、絶望とさすらいを克明に焼き付けている気がした。 エッシェンバッハの伴奏もこのコンセプトに寄り添い、ピアノ伴奏とオケ伴奏の良いとこ採りのような演奏と表現――歌に埋もれず、歌を越えず、音の表現に指揮者としての配慮を想わせる意味で――を両立させていると私は感じた。 様々な歌手が「冬の旅」に何回もチャレンジする。買う方としては大変だが、歌手の進化(深化)を、または新しい表現に気づかされる喜びをもたらしてくれたら、また懲りずに買った甲斐もあるというものだ。ゲルネによるシューベルト作品集の掉尾を飾るにふさわしいCDとしてもお勧めできる1枚だ。

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