Machan Kudou no Haropuro Senpai Tanboudan
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金山寺味噌 | 愛知県 | 不明 | 17/October/2014
『Top Yell』誌にて連載されていた、モーニング娘。’14の中学生コンビ、佐藤優樹(まーちゃん)と工藤遥(くどぅー)の「まーどぅーコンビ」が記者としてハロプロの先輩にインタビューする企画が待望の書籍化。2012年6月号から2014年3月号まで、全15回にわたって連載された記事をまとめたもの。『Top Yell』誌のスタッフのフォローを受けながら、「まーどぅーコンビ」が先輩たちに根掘り葉掘りつっこんでいる。 まずはまーちゃんのフリーダムぶりが面白くて仕方がない(笑)。「好きな木はなんですか?」と意図不明の質問をしたり(自分の好きな木は説明できない)、言い間違いや勘違いは当たり前(ピノキオを「キノピオ」、『あまちゃん』の”じぇじぇじぇ”を『ゲゲゲの鬼太郎』と間違える)、ボキャブラリーも余り豊富でないので何を質問しているのか理解できず、くどぅーに通訳してもらうなど、破天荒にもほどがある(笑)。一方、しっかり者のイメージのあるくどぅーもやはり幼さは隠せず、随所でミスが出てしまう(「一期一会」を「一期一生」とドヤ顔で間違える、先輩そっちのけでまーちゃんと口論する、など)。はっきり言ってグダグダなのだけれど、そのグダグダぶりこそがこの企画の狙いでありキモでもある、ということを踏まえた上で楽しむべき本である。 「まーどぅーコンビ」に翻弄されつつも、かわいい後輩のために親身になってアドバイスするハロプロの先輩たちが頼もしい。 「エッグ時代は泣きながらホテルで語り合ったこともあった。10期も本音で語り合うことが大事だと思う」(真野恵里菜) 「今は2人とも吸収できる年齢。いろんなアーティストのライブを観たほうがいい」(菅谷梨沙子) 「身長に限らず、年頃の女の子は身体のことで絶対に悩むはず。でも、それを受け入れられたら、もう大丈夫だよ」(熊井友理奈) 「一番のコツは歌を好きになることだよ」(福田花音) 「今の自分のポジションを大事にして、自分の新しい可能性も探しつつ、しっかり頑張ってほしいな」(中島早貴) 「一番大事なのはベストな状態でファンの前に出ること。体型がどうとかは二の次の話だと思うんです」(徳永千奈美) ハロプロメンバー内部の人間関係の一端もチラリと見えたりもして、興味深い発言も多い。ハロヲタ必読の一冊であろう。1 people agree with this review
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