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Bach, Johann Sebastian (1685-1750)

CD Cantatas Vol.4 : R.Lutz / J.S.Bach Stiftung Orchestra & Choir

Cantatas Vol.4 : R.Lutz / J.S.Bach Stiftung Orchestra & Choir

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    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  15/June/2018

    Rudolf Lutz/J.S.Bach-Stiftung St. Gallenのカンタータ第4集。冒頭のカンタータ第78番は、J.S.Bach/教会カンタータ全曲中でも10指に入る位の有名曲ですが、Rudolf Lutzの演奏は無数にあるこの曲の演奏中でも、記憶に残るべき演奏の一つと言えるかもしれません。導入合唱のパッサカリアを、やや遅めのテンポながら、鋭角的なリズムでラメント・バスを強調し、非常に厳しく悲劇的な世界を印象づけ、これに続くソプラノ・アルトの二重唱、たいてい夢見るようなテンポで奏でられるのを、早めのテンポでこれも厳しく描いていきます。これ以降、終曲に至るまで、コラール・カンタータとしてあくまで統一された厳格な音楽を、一瞬も弛緩しないリズムで組み立てており、このそうは長くない曲がいやが上にも壮大な建築物に仕上がっていきます。もう少し個々のアリアの美しさにゆったりと浸りたい気もしないではありませんし、こういった厳格な演奏には、好みは分かれそうですが、近年の78番中でも屈指の演奏ではないでしょうか。この第78番の名演奏に較べると、ヴァイマール・カンタータ中の有名曲である第54番、第63番の印象が強くはないですが、例によって精緻なリズムとテンポによる一級の演奏の一つには違いありません(やや後者においてテンポ変動の幅が、少し演奏会的に強調され過ぎかも知れませんが)。現在進行中のJ.S.Bach/教会カンタータ全集中で、客観的にみて最も質の高いプロジェクトとして、多くのBachファンにお薦めできると思います。

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