Tsuki No Shikisha
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micarosu | 静岡県 | 不明 | 03/November/2014
吸い込まれそうな大人の色気。 最もそれを感じさせるのはサウンドの構成。 ジャズミュージシャンとのセッションやトランペットの音色は色気そのもので、感情の深い部分を描く詩が印象的な「HOTEL TOKYO」はまさに大人の色気を体現した一曲。 大人といってもそういう深さだけではなく、「ふわふわ」の感情の揺れ動きのもどかしさと浮遊感であったり、「オトナになりたい」の脆さからも色気を感じさせるのは流石の一言。 そしてもう一つ注目すべきは「サフランの花火」だ。 ファンの間ではおなじみの楽曲だが、アルバムとしては「FRIENDS UNPLUGGED」にラブハンドルズをフィーチャーした曲が収録されているのみで、単独音源としてアルバムに収録されるのは実はこれが初めて。 真っ直ぐなメッセージにシンプルなメロディ。 だけど、そこに込められたものの大きさは計り知れない。 それは元々の楽曲が持つ力と、これまで歌い続け、愛され続けたという時間が作った力。 それが重なり合い、最高の一曲になっている。 また、「月の指揮者」というタイトルナンバーのすぐ後にあることも大きなポイントで、新しい楽曲であり、アルバムの中核でもあるこの曲の傍にあっても、昔の曲という感じは全く無い。 アルバムの内容的にもここに入るしかないというくらいマッチしていて、「サフランの花火」はこのアルバムに入るために作られた楽曲なのかもしれないとも感じてしまう。 それが「月の指揮者」というアルバムの魔力。 それぞれの楽曲が違った個性を放っているのに、全てが集まると不思議とバラバラな感じが無い。 言うならば、「月の指揮者」がそれらを吸い寄せ、そのタクトで全てを織り交ぜた至極の音楽という名の一枚へと昇華させているようだ。 広沢タダシさんの一つの到達点であり、新しい始まりを予感させる一枚。 楽曲単体も素晴らしいが、一度通して聴いてみて欲しい。0 people agree with this review
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