Orchestral Music Vol.1 : Herbert von Karajan / Berlin Philharmonic (1974)(Hybrid)
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jasmine | 愛知県 | 不明 | 12/October/2023
カラヤンがその輝かしいキャリアを築いていく節目には、勝負曲ともいうべき演目が選ばれてきたが、それは、「フィガロ」「フィデリオ」そして「トリスタン」であった。 カラヤンはフルトベングラーの死後、ベルリン・フィル、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団の音楽監督、常任指揮者を兼任し、ヨーロッパ音楽界の帝王と称されることとなるが、ワーグナーの聖地《バイロイト》と決別し、ウィーン国立歌劇場のポストを辞任すると、生涯の伴侶ベルリン・フィルの終身常任指揮者に専念せざるを得ない状況となった。オーケストラ指揮者であると同時に、いや、それ以上に、オペラハウスのカペルマイスターでありたいと望むカラヤンにとって、ウィーン国立歌劇場との別離は痛恨の極みであったと思われるが、カラヤンはそうした状況下にあっても、理想のオペラ上演を目指して、ザルツブルグ復活祭音楽祭の創設を構想する。 自らの生地ザルツブルグの祝祭大劇場は、夏の音楽祭が開催されるシーズンを除けば空いている。そのオーケストラビットには世界最高のスーパーオケであるベルリン・フィルを入れる。そしてバイロイトでもウィーン国立歌劇場でも出来なかった、理想のワーグナー楽劇の上演をする。他の何人をもってしても成し得ない、一切の妥協を廃した理想のオペラ上演の実現に向けてひた走ることになる。 私は、ザルツブルク復活祭音楽祭が始まった1966年から椎間板の手術を受ける1975年までがカラヤンの絶頂期と見ている。その間にリリースされた作品には一つの駄作もない。 カラヤン絶頂期の、それも十八番中の十八番、ワーグナーの作品集が悪かろうはずがない。私は、このワーグナーの序曲集とオペラ間奏曲集こそは、カラヤンの最高傑作ではないかと思う。無論、カラヤンのベートーヴェンやブラームス、そしてチャイコフスキーやシベリウスも素晴らしいが、この二作に関しては、どのような苦言をも寄せ付けない圧倒的な名演で、アンチ・カラヤンの論評をも封じるだけのオーラを発している。 カラヤンとベルリン・フィルの至芸が刻印された名盤が、SACDでリイッシューされたことを喜びたい。 EMIさんにお願いしたいことかあります。カラヤンの全盛期のオペラ全曲版を、是非ともSACDで復刻していただきたい。トリスタン、ローエングリン、マイスタージンガー、オランダ人、オテロにアイーダ、ドン・カルロ、トロバトーレ、ベレアス、それからハイドンの四季、ドイツ・レクィエム、荘厳ミサ・・・。EMIさんが出来ないなら、タワーレコードさんか、或いはエソテリックさんで。宜しくお願い致します。0 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 04/May/2012
カラヤンは様々なジャンルの音楽に名演を遺してきたが、その中でもオペラは最も得意の分野であったと言える。そうしたカラヤンのオペラのレパートリーの中でもワーグナーは重要な位置を占めていたと言えるが、録音運に恵まれていたかと言うと、必ずしもそうとは言い切れない面がある。舞台神聖祝典劇「パルシファル」、楽劇「ニーベルングの指環」、そして楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、カラヤンならではの至高の名演と言えるが、他のオペラは、歌手陣などに条件が整わなかったこともあって、カラヤンの本領が発揮されたとは言い難い状況にある。それ故に、本盤のように、ワーグナーのオペラの序曲や前奏曲を集めた録音は大変貴重であると言える。カラヤンは、本盤の前後にも同様の序曲・前奏曲集を遺してはいるが、カラヤン&ベルリン・フィルの全盛期を考慮すると、本盤こそが、最高の名演と高く評価すべきものと考える。カラヤン&ベルリン・フィルの全盛期の演奏はそれは凄いものであった。うなりを上げるような低弦をベースとした弦楽器群の豊麗かつ重厚な響き、悪魔的とも評すべき抜群のテクニックを示すブラスセクションのブリリアントな響きや木管楽器の美しい響き、雷鳴のように轟わたるティンパニの響きが、鉄壁のアンサンブルの下に融合し、いわゆるカラヤン・サウンドと称される極上の美を誇る名演奏を繰り広げていた。これまでのオーケストラが成し得た究極の音のドラマを構築していたとも言えるところであり、本盤の各序曲や前奏曲等の演奏も、そうした全盛期のカラヤン&ベルリン・フィルによる圧倒的な音のドラマが構築されていると言っても過言ではあるまい。冒頭の歌劇「タンホイザー」序曲の壮麗にしてスケール雄大な演奏は、全盛期のこのコンビだけに可能な超名演であると言える。楽劇「ローエングリーン」の第1幕への前奏曲や楽劇「トリスタンとイゾルデ」の前奏曲と愛の死の官能的な美しさは、おそらくはオーケストラが紡ぎ出すことが可能な究極の美を表現し得ているとも言えるところであり、美しさという点においては、おそらくは古今東西のあらゆる名演に冠絶する最美の超名演と高く評価したいと考える。音質は、従来CD盤でも比較的満足できる音質であったと言える。数年前にリマスタリングも施されるとともに、HQCD化もなされたことによって、音質は更に鮮明になるとともに音場が幅広くなったように感じられるところであり、私も当該リマスタリングCD盤やHQCD盤を愛聴してきたところだ。しかしながら、今般、ついに待望のSACD化が行われることによって大変驚いた。リマスタリングCD盤やHQCD盤とは次元が異なる見違えるような鮮明な音質に生まれ変わった言える(数年前に、ESOTERICが、第1集及び第2集からいくつかの楽曲を抜粋してSACD化を行ったところであるが、当該ESOTERIC盤との優劣については議論が分かれるところだ。)いずれにしても、カラヤン、そしてベルリン・フィルによる素晴らしい名演を、SACDによる極上の高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。7 people agree with this review
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やすお | 群馬県 | 不明 | 17/April/2012
このアルバムが発売されたころ、貧乏学生だった小生は秋葉原の某有名電気店のレコード売り場で、なにか掘り出し物の廉価盤を何枚か購入すべく陳列ケースを漁っていました。そこへおごそかに流れ始めた『タンホイザー』序曲に聞き入るうち、やがてヴェーヌスベルクの音楽の圧倒的な狂乱の音響に巻き込まれると、立ちすくんで聞きいるしかありませんでした。当初の予定は取り止めてこのレコード一枚のみを購入して帰りました。懐かしく当時を思い出させてくれるSACD化です。CDの音はかつてのLPにはるかおよばず納得がゆきませんでした。おなじ頃の名演、家庭交響曲も是非、SACDでお願いします。3 people agree with this review
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酒樽ファルスタッフ | 神奈川県 | 不明 | 09/April/2012
このディスクが録音されたのは1974年 前年からだったと記憶するが 録音会場がそれまでの西ベルリンダーレムのイエスキリスト教会から彼らの ホームグラウンドであるフィルハーモニーに移された。EMIへの ヴェルディ「オテロ」全曲録音が第一弾であったと思う。同じ会場を使用 したものでも、DGの録り方は残響を少な目にしオケの細かなテクスチュア を聴かせようとするものであったのに対し、EMIは音場を広々と取って ホールトーンも多め、明るく柔らかな仕上がりとなっていた。時として 何やら「ブヨン」とした響きが気になる事もあったが・・。 このディスクの肝心の仕上がりであるが、前の年の10月、NHKホール 杮落し記念事業の一環としてカラヤン・ベルリンフィルが来日。小生も 高校生ながら4回ほど聴く機会に恵まれた。勿論この指揮者 オーケストラ 初体験であった。その時のプログラムに<ドヴォルザークNo.8、 トリスタンとイゾルデ前奏曲と愛の死、タンホイザー序曲>という一夜が あり、このLPがリリースされた時は迷うことなく購入した。NHKホール での生の演奏は実に緊張感あふれ引き締まった圧倒的な仕上がりであったと 記憶するが、ディスクの方はもっと恰幅のよい、デラックスで壮麗な演奏 である。1975年末に例の脊椎の重病で倒れるまでの1年間、文字通り 毎月洪水のような勢いで巨匠のディスクが発売され続けた。そのいずれもが 他の追随を許さぬ極めて質の高いものばかりである。5 people agree with this review
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masato | 新潟県 | 不明 | 27/February/2012
なんて美しいワーグナー…! こんなに美しくっていいんだろうか…と思ってしまうほど。おまけに迫力も申し分ない(この朗々たる金管群…!)。“粗”を探そうと意地悪な気分で聴き始めても,聴き終わるころには“うっとり”させられてしまっている…。今回のSACD化で音質も万全になり,もう言うことなし。 ただ,私にとってはやはり晩年のザルツブルクライブがベストです。そこで聴ける“枯淡の境地”“人事とは思えない精妙さ”は,当然のこと,このときのカラヤンには表出できないものでしょう。1 people agree with this review
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なごやん | 愛知県 | 不明 | 09/February/2012
ワーグナーの官能の美をカラヤンほど表出出来る人はいないのではないか? 「タンホイザー」の弦が身もだえするようなクレッシェンド、「ローエングリン」の天国的とも形容したい精妙な響き、「トリスタン」の暗い情念の闇に繰り広げられる切なくも激しい愛の葛藤。フレーズからフレーズ、楽想から楽想の展開には間然とするところがなく、大きなうねりと緊張をもって、クライマックスに突き進む。ウルムの歌劇場からたたき上げてキャリアを重ねたカラヤンの得意とするワーグナーだけに、実に聞かせ上手な演奏であり、聴き終えると放心状態になる。すばらしい。4 people agree with this review
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