Piano Works Vol.1 : Samson Francois
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 21/January/2011
フランソワは、天性のラヴェル弾きではないかと思う。それくらい、ラヴェルの音楽を自らの血や肉として、それこそ天性の赴くままに、自由奔放に弾いているような感じがする。ここには理詰めと言った概念は薬にしたくもなく、即興性と言った言葉がぴったりくるような思い切った強弱やテンポの変化が連続している。これほどまでに崩して弾いているのに、やり過ぎの印象をいささかも与えることなく、随所にフランス風のエスプリ漂う瀟洒な味わいに満ち溢れているというのは驚異的ですらあり、フランソワの芸術性の高さを窺い知ることが可能だ。夜のガスパールは、そうしたフランソワの芸風がてきめんにあらわれた名演である。夜のガスパールを得意としたピアニストとしてはアルゲリッチがおり、アルゲリッチも自由奔放な、ドラマティックな名演を成し遂げたが、フランソワの場合は、加えて、前述のようなセンス満点の瀟洒な味わいがプラスされているという点に大きな違いがあると言える。優雅で感傷的な円舞曲やクープランの墓も、その即興性豊かな演奏によって、他のピアニストによる演奏とは全く異なる表情が随所に聴かれるなど、実に新鮮味溢れる名演に仕上がっている。HQCD化によって、音質に鮮明さが増した点も、本盤の価値を高めるのに大きく貢献している。3 people agree with this review
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