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Beethoven (1770-1827)

CD (Liszt)sym.5, 6(1.st Movement): Gould

(Liszt)sym.5, 6(1.st Movement): Gould

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    タテキ32  |  大阪府  |  不明  |  18/July/2014

    グールドのピアノからは、彼独特の音色やリズム感、歌い口によって、みずみずしい抒情的な世界が紡ぎだされてくる。そしてその世界は私には青春のうずきや憧憬といった情景を懐かしく思い起させてくれるものになっている。この運命、本来の管絃楽で奏される運命とは別物かもしれないが、それにしても見事な音楽が作りだされている。何か心が弾んでじっとして居られないような青春の思い、一楽章はまさにそういう思いが伝わってくるような演奏である。そして、この2楽章、まさにグールド独特のめんめんとした音詩のしっとりしたリリシズムが繰り広げられていく。3楽章もそういう調子は基調として残るが、それに続く4楽章、管絃楽の演奏が何か英雄傑物の歓喜の爆発といった趣であるのに対し、こちらは青春の全身全霊のしなやかな歓喜の雄叫びといった趣の音楽になっている。そしてそれは何かワルツを聞いているような感じなのだ。強いて言えば初めから終わりまで何かワルツのように弾んでいるとさえ感じられるのである。「かく運命を叩く」運命ではないが、グールドは別の素晴らしい音楽を聞かせてくれる。管絃楽の演奏の運命の多くは忘れられても、こちらの方はずっと残っていくかもしれない?

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