Michelangeli: Grange De Meslay Recital-beethoven, Schubert, Debussy, Chopin (1975)
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Ichirokagawa | 香川県 | 不明 | 03/August/2021
第12回トゥレーヌ音楽祭における、1975年6月26日のGrange de Meslayでのリサイタルのライヴ録音で、ピアノにベヒシュタインを使用している。録音場所とピアノが貴重ということのようである。収録自体かなり怪しい感じだが、隠し録りではなくプライベート録音の類だと思われる。この日のミケランジェリはリラックスして弾いていたのか、各曲ともテンポはかなり遅めで、同曲他演奏に比較して随分雰囲気が異なる。ベートーヴェンの12番のソナタは、開始からしてゆったりと弾かれている分、味わいは深い。シューベルトの4番のソナタもテンポは遅いが、リズム取りからして特徴的で、骨太な感じの全く別の曲のようにさえ思える。ドビュッシーは映像からの3曲。他の曲ほどは遅くは感じないが、それでもしっとりとした味わいが印象に残る。ショパンの2番のソナタは、いつもどおりの開始だが、どこかミケランジェリの中で何かの葛藤がある感じで、ミスタッチが散見される。第3楽章の葬送行進曲は実に重く、また最終楽章にかけての演奏には一層凄みを感じさせる。 音質については余り期待しない方が良いが、聴き苦しいという程でもない。ピアノの響きは良く拾っている方で、ベヒシュタインらしさも何となく分かる。 この録音に関して、SACD化されたものがリリースされているが、どれほどの改善がなされているか、興味はある。0 people agree with this review
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slave | 東京都 | 不明 | 21/March/2014
このCDは、演奏会場の音を十分に良く捉えています。小さい会場なのでしょう、ペダルの使用を抑制して演奏されています。2000人も入るような大きい演奏会場で、ペダルを多用した演奏を期待しているとがっかりするかもしれませんが、室内楽などのための200ー300人程度のホールで演奏するとこういう感じになります。本来、リスト以外の多くの作曲家は、このような小さい規模の演奏会場のために曲を作っていたのですから、自然な音響であると言ってもよいと思います。テープのヒスは多いのですが、これを気にしない聴き方ができるのであれば、当盤は、音質も演奏内容も、大変に良いものです。大会場での緊張感溢れるミケランジェリの演奏を期待する方からは期待外れと言われるかと思いますが、彼本来の「イタリアの片田舎での大旦那様が地元の人に音楽を聴かせる」というような素朴な味わいが、このCDからは感じられます。聴衆や主催者との信頼関係が演奏内容に良い影響を与えているような気配が感じ取れる貴重な記録です。このCDのマスターの作成は、過度なノイズ除去を行なわなかったという点で大変に良心的且つ音楽的であると思います。この音源は、想像をたくましくすると、恐らく主催者が吊りマイクで収録したか、演奏家に頼み込んで記念として収録したものではないかと思います。聴き方にもよりますが、通常の放送録音のような加工がされていないだけに、素直に味わえる録音になっていると思います。マスターで過度な加工を行なわなかったことは好判断と思います。1 people agree with this review
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