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Rachmaninov, Sergei (1873-1943)

SACD Sym, 2, Etc: V.petrenko / Royal Liverpool Po

Sym, 2, Etc: V.petrenko / Royal Liverpool Po

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  03/November/2012

    ワシリー・ペトレンコはナクソスに録音された『マンフレッド』交響曲やショスタコーヴィチ交響曲シリーズで見せるように、場合によってはかなり思い切った緩急の変化を採用することも辞さない指揮者だが、この曲に関しては、楽譜の指示から大きく逸脱するようなアゴーギグを持ち込むことはしていない。しかし、それでもペトレンコらしい鋭敏なセンスはこの録音の随所に感じられる。この曲は一面では情緒纏綿、さらに終楽章には同じ作曲家のピアノ協奏曲第2番、第3番の終楽章に相通ずるような豪華絢爛なところもある。けれども、この曲が初演された1908年はマーラーの第7交響曲(マーラーの場合は同じホ短調という主調にさほどの意味はないが)、スクリャービンの『法悦の詩』が初演された年でもあり、20世紀初頭の作品にふさわしい近代的な側面も持っている。この両面を演奏において両立させることはなかなか至難であり、マゼールのように後者に重きを置くと情緒的にはどうしても乾いた印象が避けられなかった。ペトレンコは第1、第3楽章の抒情的な美しさにも十分目配りしながら、第2、第4楽章では音色の多彩さ、思わぬ対位旋律の強調やリズムのシャープさに若い指揮者らしい才気を見せる。主旋律のみならずヴァイオリンの速いパッセージの隅々までも丁寧に弾かれているのは入念なリハーサル、つまり指揮者とオケの良好な関係のあかしと言えるだろう。

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    モローさん  |  大阪府  |  不明  |  15/October/2012

    第1楽章の繰返しもあり演奏時間は60分を超えるが、テンポを大きく揺らすことなく楽譜を共感をこめて再現した優れた演奏である。特に、第4楽章の終結部に近い練習番号87以降の部分はきわめて聴きやすい流れとなっている。録音については、2011年のスタジオ録音でありさらに奥行きのある音も可能だったのではないかと惜しまれるが、低音を少し増強することにより、情感豊かな演奏として堪能できる。なお、第1楽章の終結部にはティンパニーが加えられている。

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