キース  |  大阪  |  不明  |  10/April/2007

ニューヨークで一旗揚げようと夢を胸に田舎からやってきたカウボーイと肺病を患い足の不自由なその日暮らしの男との友情や挫折、希望を描いたご存知アメリカン・ニューシネマの傑作です。自分の中の心のベスト10からは外せない作品。まず1969年当時の時代背景があります。ベトナム戦争に象徴される混沌とした時代。傷ついた人と金持ちとの格差が如実になり誰もが現実的にならざるをえない時代。そんなアメリカンドリームの崩壊と都会の底辺でいきる若者の絶望や苛立ちがほろ苦く切なくリアルに描かれています。ジョン・ボイトとダスティン・ホフマンの演技も素晴らしく、都会で夢破れ落ちていく２人の友情がたまらなく切ない。非情なほど現実を描ききったバスの中でのラストがどこまでもやるせなく深く心に残ります�m

 

酔って兼好  |  三重県  |  不明  |  06/January/2004

こういう映画をクライと一言で拒否する映画ファン（？）が増えていることが情けない。ヤワな映画ファンには不向きかも。卒業の後、Ｄホフマンをこの映画で観た時はその落差に驚いた。時代を表現した味わい深い傑作！ラストのバスのシーンは何度観ても泣ける！