Symphony No.6 : Chailly / Gewandhaus Orchestra (2012)
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 11/November/2013
アバド、シノーポリからルイージ、パッパーノまでイタリア人指揮者の振る6番には一貫して好意的な私だが、残念ながら「シャイー/コンセルトヘボウだけは例外」と付け加えねばならなかった。しかし、このディスクで印象一変。これは実に素晴らしい、最高水準の演奏だ。まず明らかに遅すぎた第1楽章の基本テンポが速くなった。シャイー本人はメンゲルベルクによるメトロノーム数値の書き込みに縛られていたと語っているが、第1楽章とスケルツォの順番が離された結果、両楽章のテンポの対比を狙う必要がなくなったのも大きな理由だろう。ついでにスケルツォ主部のテンポもさらに速くなり、オペラ指揮者の得意とするテンポ変化による迫力更新を有効に使えるようになった。たとえば、第1楽章なら両主題の間の経過部で遅くして、アルマの主題でまた速くなる。スケルツォではトリオで遅くなり、主部に戻る前に少しずつ速くなる。終楽章は基本テンポを少し遅めに設定し、ここぞという所で加速する。両ヴァイオリンを対向配置にし、ぐるっと回ってコントラバスが第一ヴァイオリンの後ろというドイツ伝統の楽器配置。ホルン8、トランペット6以下、ステージを埋めつくす大オーケストラを眺めるだけでも壮観だが、カメラワークが的確で、ハンマーストロークはもとより、管楽器のベルアップ、3人の奏者によるシンバル同時打ちまで見どころが余さずとらえられている。 なお、マーラー全集の編集主幹ラインホルト・クービクを迎えてのパネル・ディスカッションはそれなりに面白いが、中間楽章の順番については「過去数十年の誤りを正した」と言わんばかりのクービクの自慢話に終始しているのは不快。これは作曲家マーラーの最初のアイデアと指揮者マーラーの現実的な判断のどちらを重んじるかという趣味の問題であって、楽章順に関してはどちらもあり、スケルツォ/アンダンテも「間違い」どころか、十分に正当というのが私の考えだ。10 people agree with this review
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