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Mahler (1860-1911)

CD Symphony No.5 : Gielen / Saarbrucken Radio Symphony Orchestra (1971)

Symphony No.5 : Gielen / Saarbrucken Radio Symphony Orchestra (1971)

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  • ★★★★☆ 

    oni-bikkuri-syakkuri  |  山梨県  |  不明  |  08/December/2013

    ギーレンについては、1992年にスタジオ録音された南西ドイツ放送交響楽団とのベートーヴェンの第5交響曲(カップリングは86年の第6番)を聴いて、心底ぶったまげた記憶がある。まるで宇宙人がベートーヴェンの楽譜をはじめて見て指揮をしているような、完璧で確信犯的な異質感が強烈に印象に残っている。 今回のマーラー5番は、ギーレン41歳の時のキレキレの演奏が聴けて、実にユニークだ。まるでスピーカーとスピーカーの間の壁に楽譜が大写しされているような印象の、非常に分析的な指揮ぶりだ。実際、そんな事を思いながら聴いていたら、第3楽章の2分20秒を過ぎたあたりで、ぺらりと楽譜をめくる大きな音が収録されている。各楽器、弦と木管、金管、打楽器それぞれが全然溶け合うことなく、鮮明に聴こえてくる。普通クラシックのレコードやCDと言うのは、各楽器の音や演奏を、「雰囲気」や「バランス」という膠(にかわ)で捏ね混ぜ合わせてキャンバスに塗り固めて、製品化したものだ。その時点で、「鮮度」が犠牲にされるが、このCDは実に「鮮度」ピチピチという印象だ。魚で言うと、普通はいろんな魚の切り身やすり身を大きな鍋でぐつぐつと煮て、その出汁のうまみが「コク」のある味わいとしてのカギとなるわけだが、この演奏は真逆で、とれとれピチピチの新鮮な魚の刺身をわさびと醤油で、あるいは上ネタのすしを食べているような印象だ。これは録音技師と製作者の好みの問題だけでなく、指揮者ギーレンの意志と指向性がはっきりと刻まれていると言えるだろう。非常にユニークで際立った指揮ぶりなので、好みのわかれるところだろう。ワルターやバーンスタインには絶対ありえない、ある意味で作品を突き放した印象の演奏だ。 ひとつ残念なのは、マイクの感度が高いためか、ホワイトノイズのようなライブ収録特有のノイズが入っているのだが、そのノイズリダクションのやりかたが荒っぽく、弱奏部分がブツブツ途切れることだ。とくに、非常に繊細な第4楽章のアダージェットの冒頭と終盤でもこの現象が起こっていて、この楽章を台無しにしてしまっている。ここは収録ノイズはそのままにしてでも、最弱奏を犠牲にしてはいけないところだ。原盤自体がそうなってしまっているとしたら、取り返しようがないが。

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  • ★★★★☆ 

    ombredouble  |  東京都  |  不明  |  24/November/2013

    以前ザールブリュッケン放送響の記念盤で第2楽章だけ出ていてどうしても全曲聴いてみたかったものだが、音程の悪いオケを無理矢理締めたような疵の多い記録で、若干期待外れの感は否めない.壮年期のギーレンの媚びの一切感じられないマーラーは貴重だが(他にはSWF響との6番 https://www.hmv.co.jp/product/detail/247255 くらいしかない)、本当にもうちょっと条件の良い記録はなかったのだろうか.文句ばかり言ったがザールブリュッケン放送響の少し鄙びた温かみのある弦管はそれなりに味わいはある.

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