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Wagner (1813-1883)

DVD Parsifal : M.Schulz, Thielemann / Staatskapelle Dresden, Botha, Schuster, W.Koch, Milling, etc (2013 Stereo)(2DVD)

Parsifal : M.Schulz, Thielemann / Staatskapelle Dresden, Botha, Schuster, W.Koch, Milling, etc (2013 Stereo)(2DVD)

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    kn  |  神奈川県  |  不明  |  23/November/2013

    まあ、最近のドイツ人の演出としてはまともな方。どうにも分からぬ登場人物も出てくるが、アムフォルタスも白痴でなく(ケント・ナガノの同曲の演出は酷かった)、まあまあ気に障るところは少ない。何より良いのは歌手が出しゃばらないことで、これは録音についても言えること。数あるディスクのなかには歌手の声がオケを圧倒してしまうものもあり、そんなものでは劇場で聴いているような気になれない。このディスクはその点節度がある。演奏は安心して聴くことが出来る十分練れたもので、さすがである。  さて、話しは飛ぶが、近頃のドイツ人の演出家たるや、どうしてこんなにも酷いのだろう。まるで突飛なことをやらないと存在をアッピール出来ないと思っているように、意味ないことをする。コスチュームがお粗末になったのは分かる。財政上の理由で補助金が切られたからであろうが、最近の演出は、バイロイトと言えどもヌードが登場する。しかも私にはヌード登場の必然性が見えない。例えばこうである。3年ほど前のバイロイト、マイスタージンガー、最終幕の歌の競技の場面、ベックメッサーの登場に合わせて舞台上にテーブルが置かれ、それに砂が盛ってある。ベックメッサーが歌いながら砂を穿ると、ヌードダンサーが出てくる。ヌードを出す必然性も何も無い。ただヌードを出すためだけにやったと思われる。幸いにしてこのパルジファルは、そのような酷さは免れている。  第二に、原作で重要な時代設定を無視している演出家が多い。ケント・ナガノのローエングリンのレビューにも書いたが、オペラには時代設定を考えなくて良いものと、時代設定が重要なものがあり、ローエングリンは後者である。いろいろな解説書を読むと、時代設定を10世紀半ばとしたのはワグナーの脚本家としての才能がただ者で無い証としている。これを、ケント・ナガノのディスクの演出家は19世紀プロイセン風の軍服を着せ、ぶちこわしてしまった。このパルジファルは、時代が判然としない服装だが、といって鑑賞の邪魔にはならない。まあまあだ。  この間の「魔弾の射手」も酷かった。時代設定が論外だし、第一オペラの雰囲気が無くまるで映画館の感じ。序曲にいきなり大砲の音とは、雰囲気を増すどころか音楽を鑑賞しようとする者にとっては騒音であり、これからオペラの雰囲気に浸ろうと期待した矢先のことで、オペラとしてはぶちこわしである。レビューに「これはオペラでは無い」と書いたら、投稿したけど掲載されなかった。しかし、この投稿欄を管理している方に申し上げておくが、純粋な音楽愛好家としては、あのようなディスクはキワモノであり、私がもしあのディスクの内容を知っていたら決して手を出さなかった。それほど音楽を軽く見たようなディスクなのである。あれではハーディングが気の毒だ。ここでのティーレマンは、すでに確固たる名声を持ったマエストロであり、演出家もそれなりの敬意をはらったものと思われる。ともかく最近のドイツの汚さからは免れている。購入したことに後悔はしていない。

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