Subarashiki Nichiyoubi
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izkeiske | 不明 | 不明 | 03/July/2021
若き黒澤明監督とスタッフが作った純愛映画。一日のデートの中にその時代の若者の想いを詰め込んだ華麗な映画。 戦後すぐ共産主義が台頭し映画会社の労働争議の影響で主役級のスターが使えない。スタジオもあまり使えない。 その状況を逆手に取って、当時の焼け野原から復興中の町でのロケ撮影や、普段は脇役なヒロインと新人の恋人役が逆にあの時代の空気を閉じ込めている。 ヒロインの中北千枝子さんを満員電車のガラスに押し付けて、ここまでやるかととんでもなく不細工な顔でのヒロインの登場カット。その意地悪くブスとして描いたヒロインがラストでは可愛いくて美しく感じる語り口。人間の魅力や絶望の中での希望見つけ方など、私には愛おしい映画でした。 そういえば中北千枝子さんって70-80年代に「ニッセイのおばちゃん」のCMやってはった女優さんか、あの好感度とみんなが応援したくなる雰囲気はずっと持ってはったんだなぁ。0 people agree with this review
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