Waga Seishun Ni Kui Nashi
Customer Reviews
-
(0 posts)
-
(1 posts)
-
(0 posts)
-
(0 posts)
-
(0 posts)
Showing 1 - 1 of 1 items
-
izkeiske | 不明 | 不明 | 03/July/2021
黒沢監督はこの激変の時、民衆の無責任さからくる日和見な姿に大いに無念と憤りを感じていたと思う。 しかしそんな難しいこと云々の前に、黒沢監督の理想の男性が野毛であり、理想の女性を幸枝として表していたのではないかと感じられた。 女性ならこんな風に尊敬できる男性に出会いたいものだとつくづく思わされ、雷に打たれたようになった。 これこそが本当の愛の姿である、と。 藤田進さんの演技は抑えられた中に秘めたるものがあり、この役にとても合っていたし、原節子さんには初めて彼女の瞳の中に光を見た気がして、これが本当の原節子なのではないか!と思っていたら彼女自身、この役は気に入っていたようである。 藤田進と原節子のカップリングが予想をはるかに超えてよかった。 服部正さんの曲も素晴らしい。 兎に角、予想を遥かに超えて、私にとって一番愛しい映画になった。小難しく考えずに観て欲しいと思える作品。0 people agree with this review
Showing 1 - 1 of 1 items