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Ravel (1875-1937)

CD Piano Concertos, Piano Works : Francois(P)Cluytens / Paris Conservatory Orchestra (3CD)

Piano Concertos, Piano Works : Francois(P)Cluytens / Paris Conservatory Orchestra (3CD)

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    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  17/July/2013

    ドビュッシーと並び、フランス近代音楽の巨頭として名高いラヴェル。彼を印象派に含めるか否かは、評論家でも意見が割れる。何故なら、ラヴェルの場合、印象派的色彩感覚と古典的造形美が高次で融合しているからだ。ドビュッシーとの最大の相違はここにある。フランソワは表現が即興的であり、それを酒癖の悪さに起因する精神の不均衡だと評する向きもある。しかしながら、音の一つひとつが光彩を放つような感覚は、さすがフランスのエスプリというべきものだ。《夜のガスパール》では怪しげな闇の空気が支配し、《水の戯れ》では飛沫の一粒一粒が光を帯びて煌めく。《優雅で感傷的なワルツ》では頽廃の薫りが立ち込め、《クープランの墓》では緑の微風がそよぎ渡る。これほど、五感をフルに使ってイマジネーションを喚起させるラヴェル演奏は、フランソワ以外にはないであろう。音質も既発盤より格段に向上している。例えば赤黒盤では過剰なノイズ除去によって電子ピアノみたいな平たい音になっていたが、当盤では敢えてノイズを残して生々しさを活かす音作りになっている。もっとも、協奏曲のリマスタリングに関しては、やや音が肥大化している感があり、Art盤のシャープな音作りのほうが好きだが、それも許容範囲だろう。それから、国内盤との音質の差は歴然で、殊にHS2088盤では肥大化した音像に加えて、時折鈴の音のようなノイズが混入していて到底聴くに堪えなかったが、当盤には勿論そんなノイズなど皆無だ。既発盤をお持ちで音質にご不満の方には是非買い替えを薦める。何より、フランソワが残したラヴェル録音をまとめて廉価で聴けることを、大いに喜びたい。

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