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CD 1966 Quartet : Help! -Beatles Classics

1966 Quartet : Help! -Beatles Classics

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    てぃーちゃー  |  埼玉県  |  不明  |  28/January/2014

    1966 Quartet is absolutely ROCKIN’ ! ビートルズの楽曲を弦楽合奏で演奏すると、おしゃれなサロン・ミュージックになりがちだ。 しかし、1966 Quartet は違う。 クラシックの楽器を使いながら、完全にロックしている。 これは彼女たちの演奏技術がハンパではない証拠である。 ビートルズの楽曲の魅力を考えると、メロディの美しさは言うまでもないが、ジョン、ポール、そしてジョージの3人の絶妙なハーモニーも大きなウリである。 それを、バイオリン×2 + チェロ + ピアノという編成でどう表現するか? この編成ではドラムスもベースもいないので、リズムの要はピアノになる。江頭美保のピアノ、ただものではない。絶品のリズム感覚である。このアルバムをグルーブさせているのは、間違いなく彼女の激しく燃えるピアノだろう。 そして、林はるかの変幻自在のチェロ・ワークにも脱帽だ。ポールの中高音域を多用したベースワークを弾いているかと思えば、メロディ・パートも美しく響かせる。 3声のハーモニーを重視するならビオラを、リズム・ワークを重視するならコントラバスを加えて、ピアノ五重奏にすればいいのだが、1966 Quartet はそんな小手先のごまかしを受け入れない。 バイオリン×2 + チェロ + ピアノという変則的なカルテット演奏を変える必要が無いのは、デビュー以来 1966 Quartet のアレンジを担当している加藤真一郎のペンを信用しているからだろう。 バンド編成の都合上、原曲で鳴っている音のいくつかは省略せざるを得ないワケだが、どう処理すれば楽曲が活きてくるかわかっているアレンジャーである。熱心なビートルズのファンであればあるほど、彼女たちの演奏によって改めてビートルズの楽曲の魅力を認識できるに違いない。 こんなに褒めているのに、☆が4つなのは、録音に関して?がつくからだ。 ”Yesterday” で美しく響くチェロの音色が、なぜ ”Don’t Let Me Down” では安っぽいエレキ・ギターみたいな音で鳴るのだろう。そういう音で鳴らしたかった?そういう音に録音されてしまった? 亮一さんのレビューにある、「音の立体感(奥行き)が感じられない。ペッタンコな音」というのは、ライブ感が表現できていないからではないか?スタジオではなく、ライブハウスでも、小ホールでも借りて録音すればその場のライブ感が表現されると思う。 どっちで録音するかは、ターゲットにするリスナーによって決まる。そこが不明、つまりロック好きの人に聴かせたいのかクラシック・ファンに聴かせたいのか判らない音作りである点も残念である。 まあ、楽曲、演奏技術ともに申し分ないのでぜひ聴いてください。 それにしても、彼女たちの演奏はぜひライブで見たいデスネ。 仕事は忙しいけれど、南青山のマンダラ・ライブに行かないと後悔するだろうなぁ。

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