JORGE BOLET:THE LAST ROMANTIC
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ゲゲゲアサ | 神奈川県 | 不明 | 10/April/2015
ボレットが注目されたのは、リストの演奏によるところが大きいでしょう。デッカのリストによる「シューベルト歌曲トランスクリプション」など「リスト弾き」として一世を風靡した演奏はボレットがキューバ出身であったため、我が国で聴けるまで相当な時間がたっていました。ポリーニやアルゲリチに夢中になっていた昭和の日本ではボレットの名前すらきいたことはありませんでした。ところが、最近になって数多くのボレットのCDがデッカから発売され、ボレットは注目されるようになったのです。その理由はデッカのピアノ録音技術によるところも大ですが、作品の演奏解釈がヨーロッパの伝統的な解釈とは異なり、ピアノという楽器を中心に縦横無尽に扱っているところにあると私は思っています。この9枚のCDはその意味でヨーロッパの伝統ピアノ音楽とは異なりますが、一度は聴いて損はないでしょう。とてもおもしろいです。2 people agree with this review
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仔牛ののぶちゃん | 大阪府 | 不明 | 02/August/2013
技巧を意識させない本当に(良い意味で)上手な演奏です。少し我意を抑えた、それでいて深刻にならない演奏で各作品を素直に楽しめます。リストの直弟子のローゼンタールに指導を受けたボレットは70歳前後になってやっと注目されだした実力派です。カーティス音楽院でゼルキンの後任教授を務めていたと聞いています。2 people agree with this review
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モーリス | 埼玉県 | 不明 | 10/May/2013
リスト弾きとして一世を風靡したボレットのショパン、ドビュッシー等の小品を集大成した詩情溢れるアルバムである。ヴィルティオーゾであるが技巧が表立たず独特の節回しも魅力的でベヒシュタインの美しい響きも相俟って見事である。録音の良さも特筆ものでメンデルスゾーンのロンドカプリチオーソなど大好きな演奏であり現在ではこういうピアニストは居ないだろう。2 people agree with this review
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