Queffelec : Satie & Compagnie
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 28/April/2017
再びサティを弾くアンヌに出会おうとは思わなかった しかも同時代を生きた仲間の音楽とともに聞こうとは ならば20世紀初頭のフランス・ピアノ小品集なのかといえば然にあらず 29曲中15曲がサティで他に10人の曲が挟まる印象だ ドビュッシー3曲 ラヴェルとアーンが2曲ずつ 残る7人が1曲ずつ ではサティが”額縁”あるいは”プロムナード”の役割を担うのかといえばこれも当たらない あくまでサティが主役 それはサティの代名詞である六曲の”グノシェンヌ”と三曲の”ジムノペディ”全てが各所に散りばめられていることが証左だ 冒頭サティ三曲が続けて演奏されるとセヴラック〜ラヴェルの四曲へ移る 次はサティ フェルー サティ サティ アーンと目まぐるしく入れ替わる 四度サティへ戻ると五曲続く そして二度目のラヴェルからドビュッシーまで五曲サティから離れる 五度サティを四曲続け ケクラン〜シュミット三曲で結ぶと云う壮大なアンソロジーになっている CDの収録限界時間をフルに使った労作だ 分厚い単行本を読み終わった感覚が残る 小品集だからといって とてもBGMにできるような代物ではない 一曲一曲に刻まれた詩情と技巧の深さとその冴えに刺激されどうしても正面で向き合わざるを得なくなる ケフェレック渾身の傑作を一人でも多くの人が味わうことを願う ご一聴を3 people agree with this review
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