Sym, 5, : Inbal / Frankfurt Rso
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MISPRISIONER | 東京都 | 不明 | 23/April/2012
全ての演奏を、「あり」か「なし」かの二元論に還元することは不可能であるが、筆者には、本盤の演奏を「並外れて優れたクオリティ」であると評価することは出来ない。確かに、この楽曲を初めて聴くリスナーには、十分以上の内容を持っているといえるが、作品に慣れ親しんでいくうちに、この録音では満足出来なくなって行くだろう。特に、メーカーの能書きにあるように、この作品が「20世紀の人類の苦悩」を描いた交響曲であるとするならば、この演奏は、少々平和ボケし過ぎていると言わなければならない。■この演奏が録音された1988年(録音は正確には11月23日と24日に行われた)は、年明け早々、ゴルバチョフ ソ連共産党書記長が、ペレストロイカ(建て直し)とグラスノスチ(情報公開)を主軸に自由主義政策を開始、4月にはアフガンからソヴィエト軍が撤退し、雪解け以来の平和主義的な方針転換が図られた時期だ(翌年末には、東西ドイツが統一される)。そういった社会情勢を、この録音で《革命》交響曲を演奏するに当たり、インバルやフランクフルト放送響のメンバがどの程度意識していたかは分からない。ただ、そういう状況下に於いて――プルデューのハビトゥス概念、ある状況においてなすべきことについての実践感覚――を参照するまでもなく、「もうこの曲をムラヴィンスキーみたいに演奏解釈する時代じゃないな」と、無意識的な感覚として感じていたことは、少くとも確かであるように思える。■しかしながら、録音から四半世紀が経とうとしている今、この演奏を聴くと、(録音当時の)インバルのスコア(書かれたもの)に対する「客観主義」は、少くともこの作品に関しては、弱点であるようにしか思えない。ビシュコフ/ベルリン・フィル、アシュケナージ/ロイヤル・フィル、ヤンソンス/オスロ・フィル、レヴィ/アトランタ響など、80年代後半に録音された、他の西側の指揮者とオーケストラによるライバル盤も同じような傾向で、それらと比べると悪くはない。だがその一方で、ヤルヴィ/スコティッシュ・ナショナル管やマクシム・ショスタコーヴィチ/ロンドン響といった、非常に力強い有力盤もあるので、やはりこの演奏では物足りなさが残ると言わざるを得ない。そして、最後に、純粋に西側のアーティストによる《革命》交響曲の演奏といえば、94年のデュトワ/モントリール響盤[LONDON]が最良のレファレンス盤であり、デュトワこそ、最良のショスタコーヴィチ指揮者である、と筆者が固く信じていることを付け加えておこう(80年代に聴いた、ベルリン・フィルやバイエルン放送響との交響曲第8番や第10番、第13番の演奏は、ザンデルリンクもかくやと思わせる素晴らしい演奏だった)。1 people agree with this review
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shinsaqu | 山口県 | 不明 | 17/January/2009
演奏は極めて上等で、密度の高い響きも素晴らしいです。ただチャイコフスキーの録音でも同様に感じたのですが「血沸き肉躍る」というようないわゆる「ノリ」には全く欠けます。インバルの芸風を考えればそれは当然にしても、この生気を抜かれそうな感覚は繰り返し聴くには辛すぎると感じてしまいます。もちろん「ロシア節」一辺倒で暑苦しいだけの演奏よりは圧倒的に訴えかけてくる深みを持った名演であるとは思いますが。1 people agree with this review
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アマビオラ弾き | 神奈川県 | 不明 | 14/November/2008
1楽章ラスト近く、グロッケンは指揮ではなく、オケに合わせて欲しかった。その他は冷たい演奏で、私は好きです。0 people agree with this review
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ヲガワ氏 | 信州 | 不明 | 25/April/2008
音楽とドラマを共存させることに成功している。インバル独自の解釈があちこちに見られるが、強い説得力を持つ。名演。0 people agree with this review
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