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Mahler (1860-1911)

CD Symphony No.9 : Dudamel / Los Angeles Philharmonic

Symphony No.9 : Dudamel / Los Angeles Philharmonic

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  • ★★★★☆ 

    naoko  |  鳥取県  |  不明  |  10/March/2013

    私の悪い癖で、この曲を聞く時、第3楽章から聞いてしまう(私見では1楽章をうまく聞かせる演奏がトータルでもベストになる公算が高いが)。よって、まだDISC1は未聴なのだが、出てきた音色にびっくりしたので、レビューを書きはじめてしまった。音が温かいのだ。別にカラカラに乾いているわけでもないが、湿り気もほとんどなし。「クラシック(マーラー?)は、ヨーロッパの音楽」という概念から完全に解放されている。ある意味、新しく稀有なマーラー像だ。パッケージ裏には、ドゥダメルのコメントの掲載があり、「生と死」「希望と絶望」、あともう一つは忘れたが、そのようなマーラー音楽の中心にある二元論、云々とあったように思う。しかしそのような深刻さは感じさせない。明るいマーラーである。後で気づいたのだが、オケがアメリカのオケであるだけでなく、会場はなんとディズニー・スタジオ・ホール。そのことと何か関係あるのだろうか。まぁ、多様なマーラー像を楽しみたい方には是非、お勧めしたい。ところで、音楽の内容と関係ないが、透明のプラスチックは硬化しやすいのか、ディスクが取り出しにくい。ケースが割れるか、ディスクが割れるかといった懸念を起こさせる。このCDではないが、透明ケースからディスクがはずれて、カラカラと音を立てていることも多い。無理して、透明にしなくてもいいのではないかぁ。

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