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Beethoven (1770-1827)

CD Symphony No.9 : Furtwangler / Bayreuther Festspielhaus, Brouwenstijn, Malaniuk, Windgassen, L.Weber (1954)

Symphony No.9 : Furtwangler / Bayreuther Festspielhaus, Brouwenstijn, Malaniuk, Windgassen, L.Weber (1954)

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    かっぱ人間  |  大分県  |  不明  |  25/October/2016

    音はよくない。とくに、終楽章の合唱が入る部分では、極端なことをいえば、オケはティンパニしか聞こえない部分がある。演奏自体もEMIの51年盤の方が全体として上回ると思う。しかし、評価を星五つにしたのは第三楽章が素晴らしいからである。この演奏を現場で耳にした故吉田秀和氏の文章を読んだことがあり、ベートーヴェンはここで夢を見ているのだということを改めて感じ、一枚のベールで隔てられたような別世界の出来事のように響いた、という内容だったと思うが、実際にこの録音を聴いて、吉田氏の文章が大袈裟ではないことを実感することができた。とにかく、この第三楽章はフルトヴェングラー以外には誰にも不可能な神秘的で感動的な世界であり、この楽章だけでも後世に残すべき貴重な音の遺産であると思う。

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  • ★★★★★ 

    トラトラトラ  |  佐賀県  |  不明  |  22/December/2015

    フルトヴェングラーのベートーヴェンの第九はこれまで何十枚もの 各種演奏のCD、LPを購入。頻繁に聴き続けてきたがこの演奏は 聴いたことがなかった。音が悪いとかそういう評判を真に受けてしまって いたからだ。 しかし、このたび偶然に聴く機会があって聴いてみたわけだが、本当に 驚いてしまった。まず、私にはこのCDが音が悪いとは思えないのだ。 フルトヴェングラーのベートーヴェンを聴きに聴いてきたせいか フルトヴェングラーがどういう風に指揮をしオーゲストらが演奏を しているのが手に取るようにわかるのである。 その演奏内容は、確信に満ち、情熱に、あふれ熱気に満ちている。 これは本当に凄いと思った。吉田秀和は本当に当たりを引いていたんだと うらやましく思った。

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  • ★★★★★ 

    さすらいのBass  |  埼玉県  |  不明  |  25/January/2013

    音質には様々なご意見もあるでしょう。しかし、これはフルトヴェングラー最期のバイロイトでの第九です。彼の身体は衰弱し切っていました。しかし、それを克服するが如き歓喜の歌は聴く者の胸を熱くさせます。フルトヴェングラーの神秘性を再認識させてくれる熱演だと思います。

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  • ★★★★★ 

    no music no life  |  奈良県  |  不明  |  23/November/2012

    昨日到着し早速視聴。演奏は確かに他の演奏と比較しても独特の巨大さ、力強さと深遠さを兼ね備えた真骨頂たるもので、特にマイク位置のせいかティンパニの激しい打ち込みが緊迫感と力感を強調している。録音は同社のブラームス4番ライブ並みの54年夏にしてはやや貧弱な音源で、響き成分がほとんどなくドライ、金管が強めのバランスだが歪みはなく聞いていて演奏に入ってゆけばそれほどは気にならなくなるレベル。ソロはバイロイトの歌手らしい物々しくオペラティックなもので、音程も高音部でやや低めになる箇所があり好き嫌いが分かれるであろう(私は51年の方が好き)。他の録音と少し違うこのバランスならではの発見もあり、例えば弦のPPは息を呑むほど繊細でゾクゾクするし、フィナーレ最後の猪突猛進で最後の最後にブレーキをかける大上段な芸当(人生の総決算だと暗示させるかのように)など随所にこの日ならではの得も言われぬ感動的な表情があり、なるほどバイロイトでの最期の演奏に賭けた彼のただならぬ雰囲気が伝わってくる。

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  • ★★★★★ 

    黒熊怪  |  千葉県  |  不明  |  21/October/2012

    待ちに待った、第9の最高峰だろう。内容は、あらゆる点でフルトベングラー、文字通り最後の最高傑作となった。実に見事な世界で、そのスケールは果てしなく拡がり、巨大な山をも崩すような圧倒的な衝撃力と迫力がある。ルンツェルンの演奏が静ならば、54年のバイロイトは動。録音に際して、フルトベングラーは自分が信じるようにしか音響を調整せず、有名な音楽のアントレプレナー、EMIの名匠レッグがこれでは、ティンパニー協奏曲になってしまうとの主張に対し、真っ正面からの衝突は有名だが、この時は聴覚に異常をきたしていたので、それにさらに拍車が掛かっている。今までこの録音が敬遠され、非正規の紙テープベースのものしか出回らなかった理由ではないかと思う。24bitのリマスターでやっと姿がつかめる程度であった。御夫人が心配したように、54年は、最後を悟ったかのように、音楽生活過剰の無理なスケジュールの連続だったという。晩年の演奏を聴いた人の感想だと、毎回異常なほど美しい演奏だったという。そしてこの演奏が残った。これは、真のベートーベンだと思う。芸術の真価を唱導し、あえてこの困難な企画に挑んだORFEOに、心から感謝したい。

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