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Grieg (1843-1907)

CD Peer Gynt, Sigurd Jorsalfar: Jarvi / Gothenburg So Bonney Eklof Sandve

Peer Gynt, Sigurd Jorsalfar: Jarvi / Gothenburg So Bonney Eklof Sandve

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  03/June/2011

    通常私たちが聴く「ペール・ギュント」は二つの作品に分かれた組曲形式となっており、果たしてイプセンのオリジナル劇詩をどこまで理解というか知識としていたかは甚だ疑問でありました。そしてこの組曲に入っている各曲の順番は必ずしも劇詩付随音楽のストーリー通りに配置されているわけではなくただ巧みに並べられた親しみ易い各曲の雰囲気を夫々味わう次元に留まっているのが我々素人レベルの実情でありました。本盤はそうした実情になぐりこみをかける様に玄人レベルを対象とした全曲版・・・正しく本物の「全曲」盤でそれも北欧オーケストラGSOと長く仕事をしたN.ヤルヴィ(当時50歳頃)が指揮して1987年一気に録音したものです(彼が指揮した組曲版はこの全曲版からの抜粋に後年一部録りなおしたソースを追加する形でリリースされておりいろいろ盤がある様です)。全曲版なので歌唱部分や語り部分も全て含まれて演奏タイムが85’50と言う長丁場のものであります。N.ヤルヴィ自身は幅広いレパートリーの中で民族楽派的な作品については打楽器出身という先入観なのか独特のセンスがありこの「ペール・ギュント」もただ我々に聴き慣れた耳に心地良い音楽だけでなく・・・そう北欧音楽の歌い文句たる透明感だけではなく長丁場だから現れる隠れていた土俗的な現実感をおおようにポロッと出している様であります。形式的には従って他のレビューの方も書かれていた様に幕開け直後のハリング(1’25)とスプリンガル(2’07)においてノルウェーの民族舞踊をヴィオラのソロが開放弦による持続低音で演奏するハルダンガー・フィドルも聴けるのが玄人好み心をそそります。歌手陣ではソールヴェイ役のB.ボニー(S,当時31歳)があの有名なアリア(4’59)を清澄にそしてペール・ギュント役のU.マルムベルイ(B,同25歳)がハチャメチャな人物を上手く演じている様でした。ただ劇詩自体寓想的であり時空を越えたやや私の理解をも超えた運びで正直私自身玄人レベルでも何でもありませんし北欧文学研究にも通じておりませんのでこれ程まで完璧な全編盤の有難さを百パーセント受け入れるわけではなく一般受けはしないかもしれませんが音楽資料面からは演奏の手堅さと共に貴重なもので素晴らしいランクと思います。「十字軍王シーグル」は「ペール・ギュント」の作者イプセンの友でありライバルでもあったビョルンソンという人が書いた戯曲に同じくグリーグが付随音楽として作曲したものですが私は本盤演奏で初めて聴きました。冒頭の四本のホルンによる角笛ファンファーレからスタートし第3前奏曲のマァ親しみ易いオマージユ・マーチ(タイム8’42)を含めテノール歌唱が入ったノルウェー祖国愛に満ちた曲で本盤演奏はトータルタイム34’26とコンパクトなものです。「ペール・ギュント」同様、演奏指揮はオーケストラGSOを長年率いてきたN.ヤルヴィで1987年の録音です。参考までにテノールのM.サンヴェーはこの時28歳頃。ヤルヴィの北欧物はオーケストラの質責も寄与して概ね信頼のおける位置付けとなっており先ほど述べた様に私は他の演奏との比較はしていませんがよーく統制がとれ曲趣にも合った演奏かと理解致しました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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