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CD Romantic Symphonies & Overtures : Klemperer / Philharmonia, New Philharmonia (10CD)

Romantic Symphonies & Overtures : Klemperer / Philharmonia, New Philharmonia (10CD)

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  • ★★★★★ 

    LFA  |  千葉県  |  不明  |  15/March/2021

    現在、単発のCDでは聞くことができない「フランクの交響曲」を聞くことができます。幻想交響曲、新世界、フランクの交響曲、スコットランド、シューマン四番、悲愴といったクレンペラーの隠れた名盤が収録されていて、価格を遥かに超えるセットとなっています。

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  • ★★★★★ 

    saitaman  |  埼玉県  |  不明  |  17/July/2016

    流石、クレンペラーである。貫禄があり、適度に重厚で、なのに、古くない。細部まで丁寧に聴かせる。巨匠ならではの説得力と個性がじわりとにじんでいて、実に素晴らしい。メンデルスゾーンとかシューマンとかヨハン・シュトラウス2世とかについては、もうちょっと軽快さが欲しいと思った部分もあるが、そういう部分を含めて実に立派な演奏だ。あまり期待してなかったチャイコフスキーとかもかまり良かった。ロマン派の曲というのはこうやるんだ、というような確信のようなものが伝わってきた。リマスタリングのせいだろう、音質は大変良い。

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  • ★★★★★ 

    古渡 弁蔵  |  北海道  |  不明  |  01/January/2016

    やっと全部聴き終えたので、レビューを書こうと思いきや、もう販売してないとは残念。多くの人に聴いてほしかった。多様な曲が収めらていて、とても楽しめました。特にシューマンは圧巻でした。でも第3番は曲自体の魅力を感じられず今でも嫌い。意外だったのはチャイコフスキーです。すばらしいの一言でした。そしてワルツもなかなかいけました。どんな顔をして指揮したのでしょうか。厳しい顔して指揮したのかな。だってクレンペラーって笑った顔を見たことない。でも楽しく聴かせてくれました。新世界では生き生きとした木管が印象的で、思わぬ発見もしました。フランクもよかった。特に2楽章!きりがないのでもうやめますが、充実のボックスでした。

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  • ★★★★★ 

    ひげなべ  |  UNITED KINGDOM  |  不明  |  08/August/2014

    なんたる充実!これが聴いていて思い浮かんだ言葉である。どれを聴いても音楽の充実を感じる。まったくもって素晴らしい。聴いているこちらも充実をいただき、元気になってくる。ありがたいことである。音も良い。

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  • ★★★★★ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  22/March/2014

    クレンペラーさんの指揮したロマン派交響曲中心のこのボックスは実にすばらしい。衝撃的ですらあります。ノイエ・ザッハリヒカイトの一人とされるクレンペラーさんですから、ロマン派の音楽とは相性はどうなのと思ってしまうわけですが、そういうレッテル貼りを遥かに超えたところでクレンペラーさんの偉さが際立つ結果となっております。クレンペラーさんは乾いた感性で潔癖な音楽を求めています。感情に溺れたり流されたりすることなく、また音響でアピールするのでももちろんない。楽譜に記された音を厳しい耳でバランスを厳格に配分し、まさに作曲者によって求められたままを再現しようとした大変なお仕事であったと痛感しました。最初のシューベルトからして実に見事なもの。「グレート」もいたずらに肥大化されない、等身大ながら密度の濃さで圧倒的。メンデルスゾーンも昔から名演として名高いものですが、あらためて聴いてみて同意。爽やかさとかいう「気分」の問題ではなく、実は厳しい音楽だ。シューマンも名演として有名ですが、こちらはやや微妙。1968年の2番と1969年の3番は、オケの鳴りのバランスがやや野放図に聴こえまして、いささかクレンペラーのコントロールが行き届いていない感があります。体調ないし年でしたかねぇ。またシューマンは近頃いいディスクがいっぱい出ました。次、「幻想」は面白い。こんなバランスで鳴らした「幻想」は聴いたことがありませんね。しかし決して変ではない。標題の物語にいう「幻想」性の方向ではなく、ベルリオーズの先進さ・斬新さがこんなにわかる演奏はない。「新世界」も潔癖な演奏。そしてすばらしいのがチャイコフスキー。ドラマや情緒をきっぱり排除し、チャイコフスキーの精緻な書法をしっかりと再現することで、かえってチャイコフスキーの交響曲は面目を一新しました。心から感動を覚えた次第です。以上のラインナップ、クレンペラーのよくある「遅い」イメージのものはほとんどなく、むしろきりっとしています。クレンペラーの偉さをよく示すすばらしいボックス。録音も良好で不満なし。たいへん結構でした。

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  • ★★★★★ 

    伊豆のクラシック&鉄道マニア  |  静岡県  |  不明  |  11/July/2013

    当収録のほとんどのディスクを所有していますが、シュトラウスの皇帝円舞曲、ウィーン気質欲しさに重複覚悟で購入しました。演奏も木管重視かつヴァイオリン両翼配置で名曲を堪能しました。

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  • ★★★★★ 

    希望ナンバーは平均律  |  奈良県  |  不明  |  09/June/2013

    どの曲もクレンペラーのスタイル、例えばソナタ形式提示部の繰り返し、弦の対向配置(悲愴4楽章がおもしろい)、内声や木管の扱いなどが聞き慣れた曲を新鮮に聴かせてくれます。メンデルスゾーンは言うまでもなく名盤ですが、レパートリーでなさそうな幻想・チャイコフスキー・ドヴォルザークもおもしろく聞けます。特に幻想は管楽器がこんなことやってたと大発見があります。

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  • ★★★★★ 

    mari夫  |  東京都  |  不明  |  08/June/2013

    このボックス・シリーズは、昔の日本盤での寸詰まりの音のために、クレンペラー/POの音がひからびぎみに聞こえていたのを多く払拭してくれるだけでも実に嬉しい(でも年代順に良くなってくるわけでもなくて、60年代初期のでもいい音がする)。このボックスではドイツものの「定番」以外の演奏が数多く入っているが、いずれも聞き物。それらでのお定まりのイメージをもって聞くのでなければ、実に面白い。シリーズ屈指というか、臆見を取り去ればマーラー・アルバムと並ぶ価値がある。情動で音楽をドライブすることを基本的にはしないので、それが普通であるこれらの曲目では、真に目から鱗の演奏と聞こえる。しかし、微動だにしないインテンポとかいわれるが、実はものによっては細かい動きがあるし、エモーショナルな部分もないわけではない(たとえばチャイコの5番の2楽章の精妙な音の動きと重なり方!)。シューマンの4番とかチャイコの同じく4番とか「新世界より」の各々フィナーレなどは、音楽自体がケレン味たっぷりなのにドライブしないので、正直ちょっぴり物足りない感も残るが、その辺も解消してくれるのは冷静でいながらもミュンシュに匹敵する熱狂も生み出した奇跡の「幻想」。あるいはこれが最高傑作か?でもあのクレンペラーがこれらのレパートリーをどんな顔して指揮していたのか、見てみたかったなぁ。

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  • ★★★★★ 

    モーリス  |  埼玉県  |  不明  |  23/May/2013

    ロマン派の作品だからといって何時ものクレンペラーの強固で構築的なフォルムは殆ど変わらず中には厳格過ぎて好嫌が分かれる曲も在ると思われる。そんな中私が好きなのは、幻想交響曲、未完成、スコットランド、真夏の夜の夢、春、新世界、チャイコフスキー第5等で勿論他の演奏も立派である事は確かである。旧くて新しい....其れがクレンペラー。

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  • ★★★★★ 

    クラシック大好き  |  埼玉県  |  不明  |  05/January/2013

    音楽の中身をしっかり聴いている人に写し出してみせる、鈍行列車からの景色を堪能しながら、旅行をしている気分です。せかせかと最近のスポーツカー的な演奏が多い中、誠に貴重な演奏の数々です。 しかも安い! 特によいのが、メンデルスゾーンのスコットランド、真夏の夜の夢、ベルリオーズの幻想交響曲、シューマンの交響曲4番、チャイコフスキーの交響曲5、6番(6番が1楽章と2,3,4と別れたのはいただけませんが) 小曲だって素晴らしい。皇帝円舞曲を聴いてください。感激ものです。よい時間を過ごせましたよ。

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  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  04/January/2013

    フランクと「悲愴」が切れてしまった。EMIらしいといえばそれまでだが。フランクはエソテリック盤を所有しているので問題ないが、「悲愴」は1枚増えてもよいから切らないで欲しかった。が、それは実に些細なこと。そのことでこのアルバムの評価が左右されるはずもない。孤高の巨人の大傑作群を前にして、当方は感動のあまりムネアツになるわけでもなく、ただただ巨匠が作り出す音塊に言葉を失うのでありました。唯一の心配は、EMIに遺された録音がすべてこのシリーズに組み込まれるかどうかですね。

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  • ★★★★★ 

    林檎太郎  |  長野県  |  不明  |  23/December/2012

    特にシューマン4番!!、意志的表現がすばらしく、個人的にこの曲のベストはクレンペラーだとかねてから思ってきた。レッグがプロデュースした、フィルハーモニア時代と、離れてからのニューフィル時代の録音が、混在しているが、音作りが全く違うことに痛感させられる。毀誉褒貶のあるレッグだが、やはり音盤のクオリティーは、その後の追随を許さない。クレンペラーの演奏自体も、年代が早いこともあるが締まっている。レッグ後のプロデューサーは、おそらくクレンペラーにものを言えなかったのだろう。

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  • ★★★★★ 

    カズニン  |  東京都  |  不明  |  24/November/2012

    幻想と新世界はゴツゴツした感じが一風変わっています。ですが音の動きがよく分かって面白い演奏だと思います。

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  • ★★★★★ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  16/November/2012

    アニヴァーサリー・エディションとして続くようだが、最初に出たベートーヴェンとロマン派交響曲集がなんといっても白眉だ。評判の割にいまいちなブラームスとワーグナーが別セットになったのもありがたい。いまさらながら、クレンペラーは真の孤高、唯一無二の芸術家だと思う。演奏効果は一切無視し、ひたすら音楽構造の掘り下げに注力する。アレグロは遅くなり、アンダンテ、アダージョは早くなる。内声部は徹底して掘り起こされる。初めは違和感なしには聴けないが、やがて次々に明らかになるその面白さに抜け出せなってくる。今回改めて感嘆したのは「イタリア」(「スコットランド」に比べ評価が低いのは理解できない)「幻想」「新世界」チャイコフスキーの5番、6番。躁鬱のクレンペラーにぴったりの筈のシューマンが微妙なのも面白い。フィルハーモニアの技量に不満はないが、オーボエ奏者だけは残念。

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  • ★★★★★ 

    音吉  |  岡山県  |  不明  |  07/November/2012

    ご投稿のOK様へ!おっしゃる事がとてもよく理解できます。私も全くの同感です。LP時代長大な曲の途中で裏返しましたねえ。不便、嫌だと思いながらも、レコードでしか聴けない自分の宿命を呪う、のではなく「仕方ない」の哲学を独習しました(笑!)東芝EMIに対するクレームも全く同感の至り! この会社はクラシックファンの「ある意味」大敵ですね。ご用心です。 下手な録音やカッティング(レコード時代の言葉?)、リマスターは時に音楽作品の持つ偉大さや演奏の素晴らしさまで<確実に>奪います。なので私は電気的なオーディオファンでは全く無いですが、電気を通さない楽器で演奏され醸し出される「音・音響」についてはかなりうるさくなりました。 細かい事はここでは全く言えないし、表現できませんが、とにかく本物(録音に参加した演奏家や人々がそこで聴いたもの)から我々の耳へ橋渡しする責任ある立場の人達には、ほんのわずかの「手入れ?」が重大な結果をもたらすよ!といいたいですね。兎に角、演奏会場へ彼らはあしげく出掛けて本物の持つ<高域成分+中域成分の重要性>を認識し、商品に反映する努力をしてほしいです。肝心のクレンペラー翁の演奏解釈については昔からほぼ100%賛成ですので「言う事なんか無し!」です。

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