"Wozzeck : Tcherniakov, Currentzis / Bolshoi Theatre, G.Nigl, Byers, Paster, etc (2010 Stereo)"
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 01/April/2013
これが『ヴォツェック』のモスクワ初演とは驚くが、いつもながら綿密なクルレンツィスの指揮のもと、ボリショイの面々がいつものルーティン・レパートリーとは全く違った緊張感を持って取り組んでいるのが分かる。チェルニャコフの現代版演出も良くできていて、主人公は現代の企業戦士たるサラリーマンだが、最初の場の「大尉」は軍隊フェチのおじさんとのロール・プレイとするなど、的確に読み替えられている。ジャケ写真の通り、方形に区切られた集合住宅が舞台で、その一室で殺人が起こっても、他の人々の暮らしは何の変化もなく続いてゆく。マンションの一角に設けられた深夜のバーで演じられる第2幕第5場(ここにいないはずのマリーも出てくる)、死んだ母親と(この演出では)心神喪失状態の父のいる室内で子どもが無邪気にテレビゲームを続ける最終場などは元の設定以上に秀逸。ただし、マンション内に「沼」を作るわけにはいかないし、「赤い月」を昇らせるわけにもいかないので、さすがに第3幕になると読み替えがちょっと苦しい。ビエイト演出ではちゃんと描かれていた「階級」「身分」の差がなくなってしまったのも、やはりまずかろう。グラマラスなマリーはやや大味だが、主役ニグル以下、歌手陣もおおむね好演。5 people agree with this review
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