ニサッタ、ニサッタ 上 講談社文庫
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ねも | 兵庫県 | 不明 | 14/January/2019
書名になっている「ニサッタ」は、アイヌ語で「明日」のこと。 最初の会社を辞めて転職した会社が倒産した片貝耕平は、それからは何をやっても裏目にでる。気がつけば、消費者金融にも追われ、住み込みの新聞配達の仕事を見つける…。 たしかに不運だが、社会だけに問題があるとは思えず、耕平にももう少し頑張れよ、と言ってみたくなる。しかし、耕平を全くのダメ人間というのは難しい。落ちていくのも些細なことがきっかけだし、ちょっと運のいい目が出ていれば、全く違った人生が彼を待っていたのでは、とも思ってしまう。そういった意味では、現代社会を巧みに映し出した作品と言える。0 people agree with this review
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