Bach, Johann Sebastian (1685-1750)
6 Cello Suites: Wispelwey (2012)
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mimi | 兵庫県 | 不明 | 05/January/2013
自分はWispelweyの最初の無伴奏を未聴ですが、14年前の2回目の録音は、バロック・チェロを使用した演奏としては、当代随一といえるくらい、透き通った美しい演奏でありました。今回の3回目の無伴奏はバロックチェロながら楽器が変わり、ピッチもケーテン宮廷の時代に合わせてさらに低くなり、まるで別の奏者のように音色が変わっています。2回目がまるで水晶を思わせるような透明な音色であったのに比較して、低音を強調しヴィブラートを目立たせ、演奏内容にもよりますが、くすんだまるでいぶし銀の如き演奏です。演奏も前回が客観的でクールであったのに比して、今回は必要ならテンポと強弱をかなり大胆に変化させ、自分の表現したい内容に合わせて行きます。基本的にはWispelwey特有の誠実で控えめな演奏なのですが、それでも年輪を経たのでしょうか。第6番におけるテンポの伸縮と全体の遅さは、この演奏の正確を端的に表しています。ただ、Wispelweyの今回の演奏解釈があくまでBach音楽の文脈を解析して、Bach音楽構造を表現するためのみに行われたものか、それとも己の感じるものをBach音楽に託して代弁させるために行われた恣意的なものなのか、が曖昧になる瞬間を所々で感じます。だいぶ昔、Bylsmaの再録音に接した時にも強く感じたことであり、この点が無伴奏チェロ組曲の再録音における最も難しい所かもしれません。ともあれ、現代の一級品の演奏の一つには違いないと思います。8 people agree with this review
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