Der Ring Des Nibelungen: Lepage Levine / Luisi / Met Opera Terfel Blythe J.kaufmann (2010-2011)
Customer Reviews
Showing 1 - 2 of 2 items
-




蟹缶 | 東京都 | 不明 | 15/December/2012
たしか現支配人のピーター・ゲルブが「メトのライバルはヨーロッパの劇場でなくブロードウェイだ 」と語った。その言葉の意味するところは無教養な観光客をもターゲットにしているメトではヨーロッパのオペラハウスの様に実験的な頭でっかちの演出は許されない、という事だろう。つまりメトの演出家はオーソドックスな演出を好むお上りさんと同時に新聞評を書くNYの辛口批評家をも満足させなければならない、という難問を突きつけられるのだ。そういう意味ではこのロベール・ルパージュの演出こそメトにおける演出のあり方のみならず今後のオペラ上演はいかにあるべきか?という問いに対する非常に説得力ある回答だろう。演出そのものは衣装や小道具等はオーソドックスでありながら目新しさはと呼ばれる未曾有の巨大舞台機構に集約させている。は時にライン河になり、森になり、魔の炎になりワルキューレ達の乗る馬にもなる。一台を駆使して場面転換の多いの情景を巧みに変化を付けつつの長大な四部作をひとつの作品として統一感を出している。ルパージュ演出はアクロティクな仕掛けも面白いが丹念な演技指導も功を奏してたんなるコケオドシでは終わっていない。何よりこの演出はメト以外では絶対再現不可能という意味でこの劇場の財産だろう。何しろとてつもない加重の掛かるゆえに近代的なメトの舞台ですら補強せざるを得ず、巨大すぎて分解不可能になり結局劇場備え付けになったそうだ。つまりはこの演出が廃棄させるまでメトに設置されたままになる。制作費を減らすために幾つかの劇場で共同演出する事が当たり前になったオペラ界だがこの演出に限り門外不出となった。今後もこのを劇場で見たければメトへ行くしかない。そういう意味でもこうやって映像で見られるのは貴重といえる。歌手もメトらしいオペラ界のスターを集めた豪華キャストである。急遽代役立ったジークフリートのジェイ・ハンター・モリスいかんせん役不足だが他のメインキャストは非常に充実している。デボラ・ボイト、ブリン・ターフェル、ヨナス・カウフマン・・・ら歌も演技も上手いキャストをずらり揃えてまさに壮観である。指揮は前半二作はレヴァインが振り後半二作はルイージが手掛けたために音楽面ではやや違和感を感じないでもない。ただ元々は一作毎に全くスタイルが違うので致命的というほどではないだろう。最後に出来るならDVDでなくBlu-Rayを買う事をお奨めする。この上演は特に高画質高精細で見る方が感動がより深まるに違いない。4 people agree with this review
-




オペラかじり虫 | 兵庫県 | 不明 | 27/August/2012
バイロイトよ、しばしさようなら! これはすばらしいRINGです。まず、歌手が揃っています。中でも、これが一代のブレークとなった、ジェイ・ハンター・モリスのやんちゃ坊主ジークフリートが楽しい。巨大なパネル操作は、ワンパターンになるかな、と懸念されましたが、どうしてどうして、見事に使い回されて、間然するところがありませんでした。残念だったのは、METの主レヴァインが通して指揮出来なかったことです。バトンタッチしたルイージは、これはこれで申し分なく、ワーグナー・イヤーの全曲上演も安心でしょう。脇役までよく揃えて、とかくアメリカRINGを低く見る人がアホラシク思えます。注文を付けるとすれば、《ジークフリート》のファフナーのデザインか。これは改良の余地あり。8 people agree with this review
Showing 1 - 2 of 2 items
