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Holst, Gustav (1874-1934)

CD Holst Suites for Military Band Nos.1, 2, Vaughan Williams, Grainger : Fennell / Eastman Wind Ensemble

Holst Suites for Military Band Nos.1, 2, Vaughan Williams, Grainger : Fennell / Eastman Wind Ensemble

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  02/February/2013

    本盤には、ブラスバンドに入ったことがある者であれば、誰でも一度は演奏したことがあるであろう有名曲がおさめられている。特に、ホルストの吹奏楽のための組曲第1番及び第2番、ヴォーン・ウィリアムズのイギリス民謡組曲などは定番とも言える超有名曲であるが、意外にも推薦できる演奏が殆ど存在していない。それだけに、本盤の各演奏はきわめて稀少価値のあるものと言える。ヴォーン・ウィリアムズやホルストは、若干時代は活動時期は前後するものの、チェコのヤナーチェクやハンガリーのバルトーク、コダーイなどと同様に、英国の作曲家としての誇りをいささかも失うことなく、英国の民謡を高度に昇華させて自作に採り入れようとした。その結実こそは、イギリス民謡組曲、そして吹奏楽のための組曲第1番及び第2番なのであり、私としては、本盤におさめられたいずれの楽曲も、単なるブラスバンドのためのポピュラー名曲の範疇には収まりきらないような芸術性を湛えていると高く評価している。他に目ぼしいライバルとなり得る名演が存在しないだけに、吹奏楽の普及に多大なる貢献を行ったフレデリック・フェネル&イーストマン・ウィンド・アンサンブルによる本演奏は、本盤におさめられた各楽曲の唯一の名演とも言える貴重な存在と言える。ブラスバンドのための楽曲だけに、決して重々しくはならず、演奏全体の様相としては颯爽としたやや早めのテンポを基調としているが、各楽曲に盛り込まれた英国の詩情に満ち溢れた民謡風の旋律の数々については心を込めて歌い抜いており、いい意味での剛柔のバランスのとれた名演奏を展開していると言えるところだ。イーストマン・ウィンド・アンサンブルも、フレデリック・フェネルの指揮の下、これ以上は求め得ないような一糸乱れぬアンサンブルにより、最高のパフォーマンスを発揮していると評価したい。いずれにしても、これぞまさしくブラスバンドによる演奏の理想像の具現化とも言えるところであり、本盤の演奏から既に50年以上が経過しているにもかかわらず、現在でもなお本盤の演奏を超える演奏があらわれていないのも十分に頷けるところである。ホルストと言えば組曲「惑星」のみがやたら有名であるし、ヴォーン・ウィリアムズと言えばタリスの主題による幻想曲などが特に有名であるが、仮に、本盤におさめられた各楽曲を未聴であるとすれば、ホルストにしても、ヴォーン・ウィリアムズにしても、吹奏楽の分野において、このような偉大な傑作を遺しているということを、本盤を聴いて是非とも認知していただきたいと考えるところだ。音質は、1950年代末の録音にしては従来CD盤でも十分に満足できるものであったが、今般のルビジウム・クロック・カッティングによって、従来CD盤よりも更に良好な音質に生まれ変わったと評価したい。

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