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Bruckner (1824-1896)

SACD Symphony No.1 : Blomstedt / Gewandhaus Orchestra (Hybrid)

Symphony No.1 : Blomstedt / Gewandhaus Orchestra (Hybrid)

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    PeerGynt  |  宮崎県  |  不明  |  10/November/2012

    非常に元気な演奏。これが80代半ばの巨匠が描く音楽だとは到底思えない。終楽章などは丁度、先日チェコ・フィルと共演したドヴォ7そっくりのテイスト。軽快ながら、豪快。そして若さに満ち溢れている。しかしながら、細部まで表情豊か。演奏の精度は極めて緻密だが、とはいえ例えばヴァントのような息苦しさは感じさせない。優しさに満ち溢れている。そして1楽章フィニッシュの、ティンパニの咆哮が凄くイイ。音質上々、奇跡の演奏。これ以上のブル1が、過去に存在するのか!?

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    Stuemper  |  愛知県  |  不明  |  02/August/2012

    ブルックナーの1番は彼の5番以降の交響曲と、構造の大枠は共通するものの、細部においてはおやっと思うほど違うところがある。楽器の用法や少々マニエリスティックなほどの装飾的楽節があらわれて、後期交響曲とはまた別の楽しみ方が出来ると思う。とはいえ、いい演奏が少なかったせいなのか、わざわざ取り出して聞いてみたくなるほどの魅力をこの曲から感じたことはいままでなかった。その考えを改めさせてくれたのが、このブロムシュテットとゲヴァントハウスの演奏。評者はここに収録された演奏の二日目を会場で聴いているのだが、それは素晴らしく美しいものだった。サブはブランデンブルクの5番だったかと思うが、このプログラム作りからもブロムシュテットのブルックナー1番に対する見識の高さが感じられるところだ。前半の楽章に見られる思いの外に色彩的な音響や、きびきびしたスケルツォからフィナーレに移っていくときの躍動感が見事に再現されている。現在のゲヴァントハウスにはマズア時代にあった鈍重な堅苦しさは見られず、明るい響きを自分たちのものにして技術的にも精度が高い若い奏者を揃えており、そうした若々しさをブロムシュテットも活かしていて、ここでも透明度の高い響きをもたらしている。当日、隣の妙齢の女性が感激しながら、「指揮者が本当に素晴らしいから」と演奏の成功はブロムシュテットの功績だと語っていた。私もその通りだと思う。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  29/July/2012

    意外な録音の登場だ。ブロムシュテット&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によるブルックナーの交響曲全集の録音は、今般の第1番の登場でついに第7弾と言うことになった。既に第3番〜第8番の6曲が登場しており、残るのは第2番と第9番のみとなった(第9番は既に英デッカに1995年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とともにスタジオ録音しており、再録音するかどうかは不明。第0番や、更に第00番に挑戦するかどうかも不明だ。)。まさか第1番をブロムシュテットが録音するとは思っていなかった。85歳になった今や押しも押されぬ巨匠であるブロムシュテットにとっても、ブルックナーの交響曲演奏に関する長いキャリアの中でも初めての録音になったものであり、これはブロムシュテットが高齢になっても今なお失っていない飽くなき探求心とともに、ブルックナーの交響曲に対する深い愛着の賜物と言っても過言ではあるまい。それにしても、本演奏において聴くことができるのは、ブロムシュテットにとって初めての録音とは到底言えないほどの熟練の指揮芸術と言えるのではないだろうか。楽想を精緻に、そして丁寧に描き出していくというのは、誠実とも言えるこの指揮者の美質そのものであると言えるが、例えば、楽曲自体は異なるが、かつてシュターツカペレ・ドレスデンとともにスタジオ録音を行った交響曲第4番や第7番の定評ある名演などと比較すると、彫の深さ、懐の深さにおいて、はるかに凌駕していると言える。ブラスセクションなどもかなり強靭に鳴らしていると言えるが、無機的な音は皆無であり、どこをとっても奥深い、それこそブルックナーらしさを失っていないのが素晴らしい。かつてのブロムシュテットにあった唯一の欠点でもある、楽曲の頂点における力みが感じられないというのは見事であり、これは、前述のように、ブロムシュテットの円熟の証左と言えるだろう。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団も、かつてもシュターツカペレ・ドレスデンのような独特の魅力的な音色を湛えているとは言い難いが、それでも重心の低い音色は、さすがは伝統のあるドイツのオーケストラと言うべきであり、ブルックナーの交響曲の演奏としては、正に理想像の具現化と言っても過言ではあるまい。いずれにしても、本盤の演奏は、ブルックナーの交響曲の演奏を数多く手掛けてきたブロムシュテットの円熟を感じさせるとともに、ブロムシュテット&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の相性の良さ、そして、比較的数少ない同曲の様々な指揮者による演奏の中でも最上位にランキングされる見事な名演と高く評価したい。そして、本盤で素晴らしいのは、最近では珍しくなったマルチチャンネル付きのSACDであるということである。臨場感溢れる超高音質のマルチチャンネル付きのSACDは、本盤の演奏をより魅力的なものとするのに大きく貢献しているのを忘れてはならない。

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