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  • ★★★★☆ 

    :  |  東京都  |  不明  |  18/August/2012

    '12年発表。音の図太さ、それに重量感が新鮮だ。4年ぶりの復活作は、ロック・バンドとしての新たな息吹が充満したアルバムとなった。 エレクトロに走った前作のあと、Vo.のケリーはソロ活動に入り、G.のラッセルはアッシュに参加するなど、バラバラだった彼ら。そのうちにケリーがバンドから外された?なんて噂まで出て、去年までは分裂状態だったと言える。しかし再び結集して作られた本作は、そうした危機を乗り越え、バンドの原点に戻れたのか、じつに引き締まった出来なのだ。小刻みなギター、突き立ったビートは健在で、高い切迫感もキープされている。ただ、ポスト・パンクの文脈で語られてきたビートの性急さにかわり、どっしりとしたリズムやハードなギターが増えた。そこは経験値を上げた彼らの今の指向性なのか。プロデューサーのアレックス・ニューポート(デスキャブ、ATDIやマーズ・ヴォルタ、そしてポリシックス、telephones等)はそうしたバンドの姿をあますことなく引き出した。結成から約10年、第2段階に入った4人。これからも大いに活躍してってほしい!

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