Beethoven (1770-1827)

CD Comp.symphonies: Karajan / Po

Comp.symphonies: Karajan / Po

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  • ★★★★★ 

    segovia  |  愛知県  |  不明  |  29/April/2014

    さあ、これから!という時代のカラヤン。若々しく、mono録音であるが十分伝わる。このような演奏が当時の聴衆に好意的に受け入れられ、奇跡のカラヤンと言われた最終期の演奏であったのだろう。こののち、カラヤンの黄金時代とは違った当時の最新演奏スタイルと理解できる。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  27/June/2011

    本盤におさめられたベートーヴェンの交響曲全集は、カラヤンによる最初の全集である。カラヤンは、本全集の後、ベルリン・フィルとともに3度にわたってベートーヴェンの交響曲全集をスタジオ録音しているが、本全集はそれらベルリン・フィルとの全集とは全くその演奏の性格を異にしていると言える。カラヤン&ベルリン・フィルによる全集は、ベルリン・フィルの一糸乱れぬ鉄壁のアンサンブル、ブリリアントなブラスセクションの朗々たる響き、桁外れのテクニックを披露する木管楽器の美しい響き、そして雷鳴のようなティンパニの轟きなどが一体となった圧倒的な演奏に、カラヤンならではの流麗なレガートが施された、正にオーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマの構築に成功していると言える。それは特に1970年代に録音された全集に顕著であり、1960年代に録音された全集にはフルトヴェングラー時代の残滓でもあるドイツ風の重厚な音色、1980年代に録音された全集には、晩年のカラヤンならでは人生の諦観を感じさせるような味わい深さが付加されていると言える。これらベルリン・フィルとの3つの全集に対して、本全集においては、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマの構築に腐心したカラヤンの姿を見ることができない。むしろ、当時上昇気流に乗っていた若き日のカラヤンならではの気迫が漲った生命力溢れる演奏と言うことが可能だ。その後のベルリン・フィルとの重厚な演奏とは異なり、早めのテンポによる爽快な演奏とも言えるが、いまだフルトヴェングラーやワルター、そしてクレンペラーなどが重厚な演奏を繰り広げていた時代にあって、ある意味では新時代の幕開けを予感させるような清新な演奏であったことは想像するに難くない。演奏の重厚さや円熟味などを考慮すれば、後年のベルリン・フィルとの演奏、とりわけ1970年代の全集の演奏の方がより上位にあるとも考えられるが、第6番や第8番などは、デニス・ブレインによるホルンソロの美しさなどもあって、本全集の演奏がカラヤンとしても随一の名演と言えるのではないだろうか(もっとも、ライヴ録音にまで比較の範囲を広げると、第6番や第8番についても、昨年発売された1977年の普門館ライヴの方がより上位の名演であると考えられる。)。いずれにしても本全集は、第8番以外はモノラル録音という音質面でのハンディはあるものの、若き日のカラヤンの颯爽とした才気あふれる芸術を味わうことができるという意味において、名全集として評価するのにいささかも躊躇するものではない。録音は前述のように第8番以外はモノラル録音ではあるが、リマスタリングを繰り返してきたこともあって従来盤でも比較的満足できる音質であると言える。もっとも、カラヤンによる記念すべき名演でもあり、今後はSACD化を図るなど更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

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  • ★★★★★ 

    いなまる  |  埼玉県  |  不明  |  13/March/2010

    颯爽として、聴いていて嬉しくなる演奏だと思います。アナログ時代は必須アイテムだったカラヤンの演奏でしたが、CDをメインソースにしてからはほとんど聴いていませんでした。やはり音楽は楽しく聴けなければ、との想いを強くしました。カラヤンは本当に聴かせ上手です。

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  • ★★★★★ 

    風吉  |  埼玉県  |  不明  |  25/January/2009

    70年代のセットに続いて購入してみたが、この全集何か凄くイイゾ。MONOとはいえ音質も良く非常に聴きやすく、演奏も若々しく何より推進力がある。やっぱり評論家の言う事は鵜呑みしてはいけないのだとつくづく思い知らされた。玄人にはカラヤンのベートーヴェンは外面的で駄目という事になっているがカラヤンにはカラヤンの良さがありフルトヴェングラーにはフルヴェンの良さがある。ベートーヴェンの演奏がこうでなくてはならないなどと評論家が決めつけることじゃないんだとよくわかったよ。今、カラヤンは自分のマイ・ブーム

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  • ★★★★★ 

    フォン・デメヤン  |  西東京市  |  不明  |  13/January/2008

    本当に素晴らしい演奏だと思います。こんな演奏をされたら、フルヴェンも確かに脅威を感じたことでしょう。あの若さと活力に満ちた1960年代のBPOよりも、より真摯に曲に取り組んでおり、カラヤン嫌いの人でも一度は聞くべき全集ですね。後年のオケに対して君臨する帝王ではなく、団員と一緒に音楽する喜びを分かち合って演奏していると感じます。カラヤンもこんな時期があったのですね!日本発売のCD全集は、8番はステレオで、あとは独エレクトローラ社のブライト・クランクでしたが、本全集はどうなのでせう?

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  • ★★★★★ 

    温泉パパ  |  函館市  |  不明  |  08/October/2006

    これがステレオ優秀録音だったら,間違いなくカラヤンの代表的名盤として称えられ続けているでしょう。カラヤンの真摯に音楽に尽くす姿勢に打たれます。圭角がありながらも単に攻撃的にならず,不思議とゆとりを感じさせます。フィルハーモニアも超優秀な技術集団であったことがうかがわれます。

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  • ★★★★★ 

    ワタミ  |  江東区  |  不明  |  29/August/2006

    カラヤンの指揮するベートーベンは皆素晴らしいが、小生はこのPOとの全集が大好きです。まず40年前に初めて買った運命が、新世界とのカップリングのこの録音であった事。そしてこの全集は若いカラヤンと20世紀最高のホルン奏者デニス・ブレインとの夢の共演である事。第9の独唱者などちょっと考えられないくらいの豪華な組合せである事。とにかく理屈抜きに魅力的なレコードです。聴いてみてください。演奏はやや速いテンポの正統的なものです。

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