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Knussen, Oliver (1952-2018)

CD-R Symphonies Nos.2, 3, Ophelia Dances, Trumpets, etc : Knussen / London Sinfonietta, Tilson Thomas / Philharmonia, etc

Symphonies Nos.2, 3, Ophelia Dances, Trumpets, etc : Knussen / London Sinfonietta, Tilson Thomas / Philharmonia, etc

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    MISPRISIONER  |  東京都  |  不明  |  25/April/2012

    1988年にUNICORNーKANCHANA UKCD2010として出たディスクの再発売。ディストリビューターの能書きには、「ナッセンが20代で作曲した作品で作曲した作品」を収録したとあるが、交響曲第2番は実際には1970年に書き始められて1971年に完成しているので、1952年生まれの作曲家は、まだディーンエイジャーだった。従って、本盤は、正確には、71年完成の交響曲第2番から、1979年完成の《コールシング(追跡)》まで、「ナッセンが70年代に作曲した作品集」ということになる。■作曲家としてのナッセンといえば(今ではセーゲルスタム同様、作曲家としてよりも、指揮者としての方が知られている)、オペラ《怪獣たちのいるところ》が最もよく知られており、作曲者指揮のDVDも入手可能だ。現在、交響曲は79年完成の第3番までだが、彼の多くの作品はいずれも極小編成のアンサンブルから、大きくても二管の室内楽編成が主流で、決して聴き応えのする音楽ではないが(88年の”Flourish with Fireworks”ではかなり大胆な響きも聴かせるが)、晩年のブリテンに通ずる部分もある。例えばティルソン・トーマスに捧げられた交響曲第3番は、一応は四管編成でティンパニ以外6名の打楽器奏者を必要とするが、トゥッティはなく、62人がマックスと指定されたストリングスは、殆どの部分で六部から十部(中には十六部の箇所も)にディヴィジされ(半分の人数をそれだけディヴィジする箇所も多い)、しかもミュート(弱音器)を付けて演奏しなければならなくなっている。スコアを見ながら聴かなければ、交響曲第2番同様、室内楽編成のオーケストラにしか聴こえないだろう。■しかし、無調的ではあるがウルトラ前衛主義的な音楽とは無縁で、18歳年上のピーター・マックスウェル=デイヴィスやハリソン・バートウィッスル、9歳年上のロビン・ハロウェイ、19歳年下のトーマス・アデスと比べるとかなり保守的な音楽である。■ナッセンの父親は、ロンドン響のコントラバス奏者だったということもあり、恵まれた音楽環境で育った。多くの現代音楽作曲家が、現行のシステムに何かしら抗って作曲しているような部分があるにも拘わらず、ナッセンの音楽は、作曲者が、作曲という行為を心から楽しんで行なっているのがよく伝わってくる(交響曲第1番を自らの指揮で初演――その指揮ぶりは手刀式で、かなりぎこちなかった――して以来、指揮活動も作曲と同じくらい面白がってやっているらしいが)。ナッセンの音楽をじっくり聴くと、入念な作りを持ち、ひそかにロマンを自伸ばせているのがわかる。強靭なコンセプトを失った時代をよく反映した作品群だ。ティルソン・トーマス及び作曲者の指揮、ナッシュ・アンサンブルによる演奏はもちろんお手本以上のクオリティを持ち、ナッセンの音楽の真の姿をよく伝えている。

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