Bach, Johann Sebastian (1685-1750)
Matthaus-Passion : K.Richter / Muncih Bach Orchestra & Choir, Haefliger, Engen, Seefried, F-Dieskau, etc (1958)(3CD)
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STRAD | 千葉県 | 不明 | 10/January/2023
評価が分かれています。 それにしてもちょっと変なリマスターではないかと思います。 曲によって低音部を弱めたり、管楽器を押さえたりと、どうも意図的にちょこちょこと調整しているようで全体が同じポリシーでやっていないように感じます。 例えば第1曲目の合唱は、コントラバスの動きや弦の響きがこれまでのCDに比べてはっきり聴こえる。また全体的に合唱やオーケストラの各パートが明瞭に聴こえます。その結果透明感が出てきて私は好きなのですが、一方ではどうも腰が軽い、雰囲気がないとの印象を持つ方も多いでしょう。 また、ペテロの否認の直後の有名なアルトのアリア「我を憐れみ給え」では、コントラバスがピチカートで印象的な音形を奏でるのですが、このリマスターではそれがあまり聴こえない。意図的に弱くしているとしか考えられない。ここではピチカートは重要な役割があるのであって、何故弱くしているのか理由がわかりません。第1曲目の合唱であれだけ低音部をクリアーにできているのだからここも当然もっと響かせられるはずなのにそうしていない。どうもよくわからない。しかし、これまでのCDは全体として音が塊として聴こえてきて、低音部も必要以上に強調されていると感じていました。1958年の録音だから致し方ないのかと思っていましたが、このリマスターでは全体としてはその点はある程度解消されているように思います。こういう響きが好きな聴き手も多いと思います。0 people agree with this review
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