Blunderbuss
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madman | 東京都 | 不明 | 12/May/2012
'12年発表。セクシー、だ。ナッシュヴィルの自前スタジオで録られた音のひとつひとつにはビンテージ感もあるのに、どこか色っぽく、そして何よりもフレッシュなパワーに満ちている。待望の初ソロ作は、この大いなる才能の新たな船出にふさわしい出来となった。 今回ジャックは男性だけ、もしくは女性だけのメンバーで構成した2タイプのバックバンドを作っており(いずれも黒人プレイヤーを擁する)、そのどちらのドラマーもダイナミックなビートを叩き出すのにニヤリとした。そんなところにストライプスの影をつい見てしまうが、本作での彼はハードなロック・ナンバーのみならず、ブルース、カントリー、スウィングといったルーツ音楽にまで奔放に手を伸ばしている。そうした伝統にしっかりと根を下ろしながら、しかしこの音は紛れもなく現代に鋭く響くハイ・クオリティのロックだ。後半に配された肩の力を抜いたような曲群には可能性を広げていく姿がことさらうかがえる。ライブではストライプスもラカンターズもD・ウェザーズの曲もやるのだそう。観たいな、フジロック。1 people agree with this review
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