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Mitchell-ruff Duo

CD Brazilian Trip / Campus Concert

Brazilian Trip / Campus Concert

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    recorda_me  |  東京都  |  不明  |  29/October/2009

    ミッチェル=ラフの名コンビが放った68年の『ブラジリアン・トリップ』と56年の『キャンパス・コンサート』を一枚に収めたCollectables屈指の好カップリング盤。前半はブラジルの錚々たる名手たちと吹き込んだボサノヴァ、後半は若きドワイク・ミッチェルの神懸り的なピアノソロに圧倒されるベース・デュオである。全編ドワイク・ミッチェルの、ときにクラシックの素養を垣間見せるエレガントなピアノが冴えわたる鳥肌ものの快演である。相棒のウィリー・ラフはベースのみならずフレンチ・ホルンも吹くが、これもボサノヴァに見事にはまっていい味をだしている。 サンバでいう“サウダーヂ”とは何かと訊かれたら迷わず「愛しいひとへの郷愁」と答えたい。“Ah Voce (いとしいあなた)”,“Chuva (雨)”,“Nao Deixa(去らないで)”,“Sem Mais Chorar (涙することなしには)”,“E Nada Mais(ほかに何もない)”といった曲目からも窺えるせつなさと哀しみを、余すところなく描きだしてゆくミッチェルの繊細なプレイの鮮やかさは言葉にできない。それにもまして素晴らしいのは「誰にも奪えぬこの想い」で幕をあける後半、ミッチェルの溢れる歌心と超絶技巧が炸裂する。56年当時、こんな眩いばかりの輝きを放っていたジャズピアニストがいたとは俄かに信じがたい。ピアノの音の粒立ちがたまらなく美しく、聴いていて神妙な気持ちにさせられるような深みある響きに満ちている。「夕日に赤い帆」などはラストの一音の余韻に、ふいに落涙してしまったほどだ。教会の鐘の音を思わせる「リトル・ガール・ブルー」の荘厳さ、軽快に疾走する「アイル・テイク・ロマンス」の躍動感も素晴らしいが、圧巻は物哀しいフレンチホルンで始まる「身も心も」、まるで僅か7分余りの演奏にひとつの幸福な人生を凝縮して見せられているかのような錯覚に襲われ、泣きたくなる。これを聴いてなんど涙したかわからない、愛しいひとを想いながら・・・。

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