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Schubert (1797-1828)

CD Works for Violin & Piano : C.Widmann(Vn)Lonquich(P)

Works for Violin & Piano : C.Widmann(Vn)Lonquich(P)

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    ココパナ  |  北海道  |  不明  |  07/July/2021

    幻想曲の冒頭のピアノの導入部でロンクィッヒはきわめて繊細に整えられた響きを提示する。続いて導かれるヴァイオリンは、適度に抑制が効いた品の良さを感じさせながらも、艶やかに響く。少し人工的な響きにも思えるが、どことなく郷愁を感じさせるのは、シューベルトの旋律がどこか過去を思い起こさせるような憧憬の情感を想起させるからだろう。同曲の第2部はシュナイダーハンのように速くはなく、一音一音しっかりと、しかし流れに乗って弾かれており、流暢だ。同じECMからリリースされている2000年録音の塩川悠子とシフの美演ではテンポ設定はヴィトマンに近いが、フレージングのダイナミクスを利かせていたのとはちょっと違う雰囲気。ロンクィッヒの確かな主張のあるピアノは、むしろソナタで特徴的。もともとこの曲は、ソナタであると同時にデュオ(二重奏曲)という副題を持っており、シューベルトが二つの楽器の対等な位置関係を意識して作曲した作品であるに相違ない。ロンクィッヒの「リードする」という以上に感じられる主張の激しさは、この音楽のあり方を強く訴えているようだ。ロンドは、冒頭はアンダンテで、やがて早いアレグロに至るのだが、ここでの情熱溢れる奏者のやりとりは、多くの聴き手の心を打つのではないだろうか。この協演は、見事な成果を得ている。

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