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CD Bruno Walter EMI Recordings (9CD)

Bruno Walter EMI Recordings (9CD)

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Showing 1 - 9 of 9 items

  • ★★★★★ 

    hyogepi  |  新潟県  |  不明  |  08/March/2021

    ウィーン・フィルを指揮したワルターの集成。田園、モツ・レク、マーラーの9番や大地の歌など、極め付きの名演が揃っています。ところが、当然に入っていると思い込んで買ったハイドンの軍隊がなぜか入っていません。いずれコンプリート版が出るのかもしれませんし、軍隊の分を減点するかどうか迷いましたが、現時点でまとめて聴けるのはこのボックスだけみたいですので、やっぱり満点の評価です。

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  • ★★★★★ 

    mari夫  |  東京都  |  不明  |  11/December/2013

    セットとしては、皆さんおっしゃるように中途半端なセットではある。戦前のVPO録音集成かと思えば、他のオケのものもあり、VPO録音もブラームスの1&3番やギーゼキングとの「皇帝」のように大物が落ちていたり、「亡き子」のように戦後録音もあったりする。   リマスターについての批判が大きいようだけれども、確かに私のもっている盤だけ言っても「田園」や「プラハ」の蔵盤に比べると、ノイズを消した替わりに楽器の生々しさは後退している。どなたかが書かれていたが、いい復刻が一階席とすればこれは三階席という感じというのは言い得て妙である。ただ、三階席が良くないかと言えば、蔵盤は鮮明だけれどもホールトーンみたいなものがあまり聞き取れず、このEMI復刻は全体的な響きみたいなものはかえって聞き取れる(元々デッカに比べればそれがEMIのサウンドポリシーだろう)。ノイズリダクションのひどいのは弱音がやせ細って聞きづらいが(EMIの初期の復刻ではブッシュのベートーヴェンが酷くて後に買い替えた)、これはそういう感じはしない。そもそも蔵盤一枚でこのセット全体が買えてしまう価格なのだし、どれが復刻のベストなのかを聞き比べるようなマニア向けの商品ではないと思えば、これはこれでいいのではないかと思う。ベストかどうかはともかく、この復刻じゃワルターが分からないというようなろのではないでしょう。                                     50年代のNYPを指揮した油の乗り切った演奏などに比べると、これらは幾分ローカルなルーティーンと言うかのんびりした、あるいはアバウトなところを残している演奏と聞こえるのは、多分復刻の音(のボケ)のせいばかりではないような気がする。けれども、シャンゼリゼでのモツレクで、E.シューマンの巧まざるピュアな声がインティメートな木管と絡んでいく様などを聞くと、これはほんとに古き良き時代の演奏なのだということをつくづく感じる。確かにそれを評価するかどうかは世代的な耳次第なのかもしれないが、私の場合それがまだ残っていると感じるのは幸せである(得したって感じ?損じゃないよね、どうしたって)。        この意味でもリーフレットの文章がなかなか面白くて、ワルターは謎めいた人物で、R. シュトラウスやホフマンシュタールやクレンペラーなどからすると、ワルターの思い入れたっぷりなゲミュートリッヒカイトは度し難いお気楽さ(insicerity)だが、他の人々にはそれが偉大な人間性の発露ととれるとか(でも、クレンペラーはともかく他の二人の『薔薇の騎士』コンビは、あんたらがそれをいうかという感じだけど)、彼のモーツアルトを、至上の宝とする説と、もはや今日的には美学上の価値を持たない過ぎ去った時代の遺物とする説があるとしながら、たとえば第二主題になるとテンポを落とすのは19世紀的と評する向きもあろうけれども、実はアルノンクールだってそれをやっていると指摘するとか一読に値する。

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  • ★★★★★ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  16/April/2012

    ウィーンフィルとのジークフリート牧歌や未完成、ハイドンなど、他のレーベルでも廃盤になり、目下入手難のものも多く収録されており、戦前のワルターの業績を知るにはうってつけだろう。ウィーン時代に限ってみても、ブラームスの交響曲など重要な録音の多くが入っていないのは残念で、枚数と値段が倍になっても、EMI全録音集にしてほしかった。逆に選集という位置づけならば、超有名なマーラー9番ライヴも収録されているが、ワルターファンの多くはコレクションに当然あるものだから、珍しい音源を収録する配慮があってもしかるべきではとも思う。音質もSP盤復刻を売りにしたマイナーレーベルに比べるとやはり鮮度が落ちる。ただ、この値段でまとめて名演が聴けるのだから(LP時代なら東芝GRシリーズ10枚相当で2万円ほどだからこのCDは10分の1程度)、それを思うと細かいことは忘れて楽しむのも良いのではと思う。

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  • ★★★☆☆ 

    ひばりの舌  |  佐賀県  |  不明  |  13/April/2012

    ブルーノ・ワルターの戦前のSP録音は、特にウィーン・フィルとの美演とともに、クラシックを聴き始めた時からひとつの憧れである。このセットの音源も、長年の間に一通り持っているものがほとんどだが、今回EMIから安く出たということでリマスタリングもあるかもと期待して購入した。が、正直がっかり。どうも新規のリマスタリングではなく、過去の寄せ集めの様だ。それでもいい復刻の寄せ集めならまだ良かったのだが…。知ってのとおり、古い録音は版権切れということもあり、さまざまなメーカーが市販のSPのコンディションの良いものから復刻しているが、それらよりずいぶん劣っている。プラハ、アイネク、田園など、どれもノイズカットを重視したためか音がボケ気味であり、正直音楽が伝わってこない。復刻メーカーによっては、ノイズカットにより音が死んでしまうのを嫌がって、かなり盛大なスクラッチノイズが入っているが、そんなのも聴く気がしない。ノイズだらけ過ぎでも音楽はやっぱり伝わってこないからだ。かといってこのボックスに収録されているように、ノイズカットも行き過ぎると今回のような結果になる。難しいものである…。

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  • ★★★★☆ 

    七味とうがらし  |  新潟県  |  不明  |  12/March/2012

    ワルターが欧州で活躍していたころの録音。コロンビアSO.との晩年の録音しか知らなかったワルターの現役時代の演奏を始めて聞くには値段もお値打ちで、うってつけだろう。以前は高額で聞きたくとも買えなかった。 ノイズはそれなりだが、思っていた程聴きにくくはない。 聴いた印象としては、あまりに漠然とした言い方だが、ウィーンの伝統の上にワルターが在る。ということか。ワルター晩年の録音も良いが、Sp時代のワルターもやっぱりワルターなのだ。幸せそうにタクトを振るワルターの姿が目に浮かんでくる。その後の苦難を知っているだけに一層こころに響くのだろう。

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  • ★★★★☆ 

    em  |  愛知県  |  不明  |  26/February/2012

     1930年代の音がこうもはっきり聴こえようとは思わなかった。 勿論最新録音とは全く別物ではあるが。 まだ9番と未完成を聴いたばかりで全部が良い音ではないだろうと思う。  ただ当時のウイーンpoがどんな音を出していたか知りたい方には 安くて良い買い物となる。

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  • ★★★★☆ 

    wakei  |  千葉県  |  不明  |  26/February/2012

     バラではほとんど出ていたものだが、今度まとまってボックス化されたので、早速購入した。まだ全部は聴き終わっていないが、子どものころの思い出が蘇った。実は私が初めてクラシック音楽を聴き始めたときには、まだSPだった。LPは既に出ていたが、家が貧しかったので、昔のレコードをまだ聴いていたわけだ。2、3年たって、LP用のセットを揃えて、LPレコードを買い始めたのだが、その前に聴いていたSPは、トスカニーニ、フルトヴェングラー、ワルター、メンゲルベルクなどであり、とりわけ、このセットに入っているワルターが中心だった。その後、いろいろ聴いたが、ワルター・ウィーンフィルのSPのアイネ・クライネを凌駕する演奏には出会っていない。ここの読者諸氏で、SPを実際に聴いたことがある人は、極めて限られていると思うが、回転数が速いために、ノイズはあるものの、音そのものは、かなり艶があるものだったのだ。久しぶりにこのアイネ・クライネを聴いて、SPの雰囲気がすべて出ているとは思えないが、やはり、演奏のすばらしさはピカ一だと思う。とくにすばらしいのが、メヌエットのトリオだ。  今回初めて聴いたのが、プラハなのだが、これにはびっくりした。ワルターはモーツァルト指揮者として有名だったから、主な曲は、SP、LPモノ(ニューヨーク・フィル)とステレオ(コロンビア交響楽団)と3種類があるのだが、大筋は似た雰囲気をもっており、クレンペラーのように、時期やオケによって、全く違う演奏をしたりはしない。ワルターはアメリカにわたって演奏に変化があったと言われているが、それでもワルターを思わせる部分は変わっていないように思う。しかし、3種類ある39番と41番は、少しずつ遅くなるが、1楽章を比較すると、最大30秒の範囲に納まっている。しかし、プラハだけは、ウィーンとコロンビアで1分半も違う。特に主部の速度がウィーンでは、ワルターとは思えないほど速いのだ。  SP時代の録音は実に多くの制約があったわけだが、テンポの制約もその大きなひとつだったと言われている。SPの録音は、一面が5分だったために、5分ずつ切って演奏して録音したのだが、(ちなみに、本当かどうか知らないが、アイネ・クライネはこの5分の枠に入りやすい曲だったために、SP録音が始まって有名になったのだとか。)コロンビアの演奏だと11分だから2面に納まらない。ウィーンは9分20秒でやっているので、もしかしたら、二面に入れるために急いだのかも知れない。ワルターは、練習よりも、録音の本番になるとテンポが速くなるクセがあったと言われているが、それもこの5分の壁を意識していたのだろうか。  ジュピターは、SPでは、展開部が終了して、再現部になるときに、音階がおりてきて、主題(ド  ソラシド、ソラシド)が帰ってくるのだが、一面の終了が、この(ド  ソラシド、ソラシド)で、2面がまた、(ド  ソラシド、ソラシド)というように、主題から入ってきたので、楽譜の読めない小学生としては、(ド  ソラシド、ソラシド)が2回繰り返される曲なのだと思っていた。LPになって、それがSP特有の録音の制約から生まれた苦肉の策だったことがわかり、昔は録音も大変だったのだと思いを新たにしたことを思い出す。だから、マーラーのライブというのは、SPではかなり奇跡的といってもいいほどの困難を実現したので、このように、残っていること、特にこのマーラーの9番は、ナチの台頭によってウィーンをも追われることになったワルターの歴史的な演奏会なわけだから、本当に貴重な記録といえる。また、ワルキューレは、ナチのために中途半端になったが、史上初めてワーグナーの全曲録音の計画で行われたものという意味でも貴重な記録だ。  音やSPだったものだから、いいはずがないが、聴いているうちに、あまり気にならなくなったのは不思議だ。最初の体験がSPだったからというものあるかも知れないが。  いずれにせよ、世紀の代指揮者ワルターの若いころの演奏で、ひとつの時代をつくったものであり、できるだけ多くの人に聴いてもらいたいものだ。音を考えれば、5つ星は無理だが、歴史的意味と演奏のすばらしさで4つの価値はあると思う。

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  • ★★★☆☆ 

    ねこだらけ  |  京都府  |  不明  |  26/February/2012

     要点だけ先に述べると,このセットは最近のEMIの新リマスターシリーズとは関係ありません.1991年から2004年にかけて発売された復刻ものを束ねて,それに特典の「ワルターを語る」CDが追加されただけです.  このため,音質に一貫性がまるでなく,とりわけモーツァルトのピアノ協奏曲20番やアイネクライネなど,デジタルノイズ除去の弊害で音質の劣化が顕著な復刻がかなり混じっている点が大きな問題です.  ワルキューレ第1幕など,比較的うまくいってるものも入っていますが,そもそも極めて中途半端な選集だけに,音質面でのメリットが目立たない本セットの価値は,正直ぱっとしません.

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  • ★★★★★ 

    トラトラトラ  |  佐賀県  |  不明  |  22/February/2012

    一癖も二癖もある昔の音楽。いまの世の中では、絶対に存在しないような、特別なオーラのある音楽。リマスターの善し悪しとかは分からないが、それでも、凄く特別な音楽だと言うことは十分に伝わる。

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