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Mahler (1860-1911)

CD Mahler Symphony No.1, Webern Im Sommerwind : F-X.Roth / SWR Symphony Orchestra

Mahler Symphony No.1, Webern Im Sommerwind : F-X.Roth / SWR Symphony Orchestra

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  • ★★★★★ 

    風信子  |  茨城県  |  不明  |  22/November/2017

    今日シューベルトのピアノを聴いていたら 無性にマーラーが聴きたくなった 先ず”夏風のなかで”を聴いた ヴェーベルンは頻繁にマーラーを演奏していた アマチュア・オーケストラを指揮していたヴェーベルンはマーラー音楽の信奉者だった そういえば 故若杉弘が都響とマーラー全交響曲をプログラムした時 新ウィーン楽派の音楽を前座に置いていたっけ 十二音技法へ至るヴェーベルンにはこの選曲は不本意だろうが わたしはこの曲が好きだ 今は冬だけど夏はよく聴く さて”巨人”は”地獄”から聴く 強烈な打撃音から始まるが音場が広がり過ぎず音塊も濁らずキレが良い 急かず弛まず運びが軽やかだ これがロトの音楽 有情に溺れず怜悧な眸が光っている 情は汲めども諸相を見逃さない姿勢だ 次に”順風満帆”を聴く 当に船出 晴天の大海原に帆を翻し颯爽と旅立つ 主題労作ではない音楽 そうあのシューベルトから始まった音色を変え旋律を繰り返していく音楽の使徒であることをマーラーは宣言している そのまま”難破”へ 不気味と化した”フレール・ジャック”はすでに葬送音楽そして”じんた”の風情からノスタルジックな音楽を経て再び ”フレール・ジャック” 最後に”春 終わることなく”へ上がる この順番でお聴きになっては如何  古楽奏法がどうのこうの問答する時は過ぎた 比較としてではなく最上のマーラー演奏がここにある

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  • ★★★★★ 

    オラニエンバウム  |  東京都  |  不明  |  24/September/2013

    失礼ながらこの指揮者、見た目と演奏が全く一致しない(笑)。ギーレン、カンブルランでもここまでできただろうか?というくらい、考え抜かれた、鍛え抜かれた素晴しい演奏。

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  • ★★★★★ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  09/February/2013

    ロトさん、これまでに演奏も聴いたこともなく、プロフィ−ルも知らず、全く初めてこのディスクにて聴きました。いや、実に面白い。そして才気を感じさせる人であります。スタイルとして古楽云々というのはあるのでしょうけれど、音楽から感じ取り自ら抱いた想念の豊富さは並々ならぬもので、このマーラーでもけっこうやりたい放題。バーンスタインやテンシュテットらのような大物指揮者でもしなかったような大見得の切り方(第4楽章でのパウゼ!)もあって、なかなか驚かせてくれます。歌わせ方、盛り上げ方、どれも巧みなもので大いに感心いたしました。カップリングのヴェーベルンも実にステキであります。録音も超優秀。個人的には大変満足したディスクです。よかったなあ。

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  • ★★★★☆ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  29/March/2012

    古楽器オケ「ル・シエクル」を率いるロト。南西ドイツ放送響のシェフになって最初の録音にマーラーの1番を持ってくるとは大胆だ。緩急のアゴーギグについてはわりあい平坦だったノリントン(そう言えば、同じレーベルだ)と違って、第1楽章序奏が非常に遅い以外は速めのテンポで音楽に勢いがある。特にスケルツォ主部と終楽章の第1主題部や終結部は痛快。低弦や金管楽器の強いアクセント、終楽章では硬いバチで叩かれるダブル・ティンパニが強烈だ。錯綜した音楽になればなるほど、それを鮮やかにさばいてみせる、この指揮者の手腕が良く分かるし、終楽章第1主題部終わりの独特な音型に変にこだわったりするのも面白い。一方、ナイーヴさが装われている葬送行進曲の中間部や終楽章第2主題では、ノン・ヴィブラートでマーラー旋律を歌うことの難しさ、課題を感じさせもする。アグレッシヴで意気軒昂な、この曲にふさわしい演奏なんだけどね。

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  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  16/February/2012

    真打登場、と言いたい気分にさせる名演奏だと思います。新手兵とのマーラー第1番。全曲を通して活力と若々しさが漲っており、完成度の高さはライヴということを忘れさせます。ノン・ヴィヴラートの弦楽器群による演奏ということでは、ノリントンと同じですが、ロトの方が断然素晴らしい。テンポの動き、ポルタメント、休止、そしてクライマックスの作り方など、こういう新しいマーラーを待っていたという感じです。第3楽章をこんなに面白く聴いたのも初めてです。カップリングは理想的なんじゃないでしょうか。次昨が待たれます。

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