Die Walkure : R.Kempe / Bayreuther Festspielhaus, Crespin, Uhl, Frick, Varnay, Hines, etc (1961 Monaural)(3CD)
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Pianist | 東京都 | 不明 | 16/January/2012
1960年盤と同時購入。60年の「リング」は全四作がリリースされているが、61年盤はなぜかLP時代から「ワルキューレ」のみ。すでに公有期となっているのだから、良質な音源で61年「リング」全曲の登場を期待したいもの。まずこの61年盤、もともとあの時代としては(まあ)悪くない水準の音だった60年盤よりも、たった一年の差とは思えないほど更に音質良好で、迫力がぜんぜん違う。バイロイト特有の木質のサウンド、弦楽器の高音域の魅力などが、かなりリアルに聴き取れる。歌手陣も一新されているが、どちらかと言えば冴えない出来だった60年盤よりはるかに迫力のある演奏だといえる。60年代のバイロイトは、指揮者に限って言えばクナ、カイルベルトといった大御所に加えて、サヴァリッシュ、マゼール、ブーレーズをはじめ、ベームが登場したり、新世代の指揮者(メレシュ、スウィトナー)、ユニークな顔ぶれ(エレーデ、マタチッチ)がそれぞれの妙技を披露し始めた時代で、今日聴いても興味を引かれる記録が多い。バイロイトで指揮者が(同じ演目で)実力を発揮できるのは三年目以降というジンクスも、必ずしも不当とは言いきれないように、60年のケンペ初登場の「リング」が「それまでのリングとは違ったものを描き出した」という点で(当時)評価されたのは納得できる(良し悪しの問題ではなく)。そして二年目の61年に様々な面でより掌握力の強い、味のある「リング」を振りはじめたのでは、と想像するが… 61年盤の全曲登場を期待。しかし(また)今日の視点で聴くなら、この61年盤とても前後(50年代の巨匠風味の、そして60年代後半のベーム、更には新訳「リング」のブーレーズ)の演奏に匹敵するかどうか、少々疑問。評価はそうした意味合いを込めて。音質は大変鮮明で生々しいモノラル。その点では心配ない。4 people agree with this review
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