Orch.works Vol.1: Schermerhorn / Hong Kong Po
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レインボー | 不明 | 不明 | 25/March/2025
ナクソスは1990年代半ば、グラズノフのオーケストラの楽曲をかなりの数CD化しており、手軽にグラズノフの管弦楽作品を集められる様になりましたが、それより前に系列のマルコポーロがグラズノフの貴重なオーケストラ作品をCD化していました。 このCDはその第1枚目にあたるアルバムで、ケネス・シャーマーホーン指揮、香港フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録されたものです。 シャーマーホーンはアメリカの指揮者で、ナクソスの活動初期からスロヴァキアやアメリカのオケと幾つか録音を残していますが、1984年に香港フィルの首席指揮者に就任してからは主にマルコポーロにマイナーな楽曲の録音を入れ、中には中国の作曲家の作品など珍しい作品も録音しています。 本CD収録曲は『3つのギリシャ主題による序曲第1番』『フィンランドのスケッチ』『勝利の行進曲』『春』『叙情的な詩』の4作品。 勝利の行進曲ではリパブリック賛歌が登場し、祝典的に盛り上がる他、フィンランドのスケッチなどはグラズノフの美しい旋律を堪能できる作品となっています。 香港フィルは現在ではだいぶ機能的な実力の高い演奏を聴かせるオケになりましたが、このCDの頃はまだ田舎のオケといった感じが強く、良くも悪くも洗練されていないローカルな響きが持ち味です。 パワー不足も感じますが、これはこれで悪くないと思います。 1984年10月16日から17日にかけて、チュン・ワン・タウン・ホールにて収録されたもので、ちょっと音が遠いかなと感じます。0 people agree with this review
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