イーハトーボ農学校の春
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izkeiske | 岡山県 | 不明 | 25/April/2021
「読者が選んだ名作復刊」シリーズの中に本書があったので、手にとった。総て、農学校教師時代の26歳から30歳の間に書かれた短編12篇が載っている。賢治ファンの私も見落としていた珠玉のアンソロジーだった。 特に、最初の4篇は、まるで教師の日記のように具体的だ。「或る農学生の日誌」はまるで自分の生徒の日誌を盗み見たような迫真性を持つが、文章は紛うことなき賢治のものである。「イギリス海岸」は、ほとんど教師としての日誌である。「第三紀偶蹄類の足跡標本の採取」は、想像かと思いきや、解説によるとホントのことらしい。授業中の発見なんて、正に僥倖と言っていいだろう。そのあと、未完成原稿もふくみながら、小中学校時代の世界に対する好奇心、イーハトーボ世界の表現様式の実験、或いは昔ホントにみたかもしれない残酷な幻想を書き留めている。全集をくまなく見ないと見つけられないこれらを読めて幸せだった。0 people agree with this review
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