TOP > Music CD・DVD > Classical > Bruckner (1824-1896) > Symphony No, 4, : Haitink / London Symphony Orchestra

Bruckner (1824-1896)

SACD Symphony No, 4, : Haitink / London Symphony Orchestra

Symphony No, 4, : Haitink / London Symphony Orchestra

Customer Reviews

Do you want to write a review?

Write you own review

Showing 1 - 7 of 7 items

  • ★★★★★ 

    司那夫金  |  所在地  |  不明  |  14/October/2013

    往年の名演として知られる、ベーム/VPO 盤を彷彿とさせるような演奏だ。 ハイティンクのブルックナーは、どれもこれも同じアプローチをしているように思えるのだが、例えば若き日のハイティンクが録音したアムステルダムコンセルトヘボウ盤や、デヂタル時代の初期に発売されたウィーンフィル盤などに関して、とりわけ前者は退屈きわまる演奏に思えてならないのだが、このLSO盤は似て非なる理想盤と言える。 再録音には旧盤に比してあまり好意的な評がない 司那夫金 であるが、ことハイティンクに関して言えば真逆だ。「音楽の外観は同じでも、歳と伴に中身が密になる指揮者」…だと思わざるを得ない。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★☆ 

    Abbadian  |  東京都  |  不明  |  08/December/2011

     非常に高いレベルの演奏であることは間違いない。しかし・・・同じLSOとのライヴ録音としては,ブルックナーと同一線上で比較することはできないながら,充実の極みとも言えるベートーヴェンを採りたいし,ブルックナーなら,正に至高の名演であったBRSOとの5番に一歩を譲るという印象が免れない。最近のハイティンクにしては踏み込みが感じられず,何か無難に美しくまとめすぎたのではないだろうか。確かに低域が少し薄いし,あまりに滑らかに整理されたサウンドに,LSOの言わば「中性性」のマイナス面が出てしまった印象である。できることならBRSOとの演奏で聴きたかった。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    独居人  |  東京都  |  不明  |  28/November/2011

    近年のハイティンクには人生の悲哀感を朴訥と語る好々爺といった感がある。 思えばブルックナーも遅咲きの作曲家と言えるのだが、ハイティンクも齢を重ね、音の深みが増して更なる円熟の境地へと達したのかな…と感じ入った。 若い頃はこれほど感銘を受けた印象はない。 音質的には前作の第5番と同様に、金管のハイプレゼンスを押さえた中低音重視とも言える音作りをしている。 決して派手さや突出した個性のある演奏ではないが、DSD録音の音の良さと指揮者の音楽に対する誠実さを犇々と感じる一枚である。

    3 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  28/November/2011

    ハイティンクのイメージを一言で言い表せば『凡庸』という言葉がピッタリだった。事実 砂の数ほどありそうなディスクのほとんどが凡庸であると(全部聴いたわけでもないのに)思っている。ところが!中には「同曲中最高!」と評されておかしくないほどの正統的名演が存在し、それらがすべてライブ録音であると言うことに気づいてから、この指揮者に対する僕の評価が一変した。このブルックナーもまた、そういった超名演の一つに数えられる。外観はオーソドックスながら、内在するエネルギーは、かのテンシュテットの名盤さえ彷彿とさせるほどだ。細かく聴けば、随所に緊張感の休息?が見受けられるが、聴覚を惹きつけてやまない音楽作りは昨今登場したディスクの中でも稀有なほどだ。艶やかな録音がまた魅力を倍増させる。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    kadoshin  |  東京都  |  不明  |  26/November/2011

    VPO盤はオケの充実した響きと優秀録音で素晴らしい出来だったが、この盤もハイティンクの近年の円熟ぶりを如実に示した名演奏と感じた。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  20/November/2011

    ハイティンクの円熟を感じさせる素晴らしい名演の登場だ。ハイティンクは、アシュケナージなどと並んで評価が大きく分かれる指揮者と言えるのではないだろうか。ハイティンクは、全集マニアとして知られ、さすがにハイドンやモーツァルトの交響曲全集は録音していないが、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス、ブルックナー、マーラー、チャイコフスキー、ショスタコーヴィチなど、数多くの作曲家の交響曲全集のスタジオ録音を行ってきているところだ。既に、80歳を超えた大指揮者であり、近年では全集のスタジオ録音に取り組むことはなくなったが、発売されるライヴ録音は、一部を除いてさすがは大指揮者と思わせるような円熟の名演揃いであると言っても過言ではあるまい。本盤におさめられたブルックナーの交響曲第4番も、そうした列に連なる素晴らしい名演に仕上がっていると高く評価したい。ハイティンクは、同曲をコンセルトヘボウ・アムステルダム(1965年)、そしてウィーン・フィル(1985年)とともにスタジオ録音を行っており、特に、ウィーン・フィルとの演奏については、オーケストラの美演もあって捨てがたい魅力があると言えるが、演奏全体の持つスケールの雄大さや後述の音質面に鑑みれば、本演奏には敵し得ないと言えるのではないだろうか。ベートーヴェンやマーラーの交響曲の演奏では、今一つ踏み込み不足の感が否めないハイティンクではあるが、ブルックナーの交響曲の演奏では何らの不満を感じさせないと言える。本演奏においても、ハイティンクは例によって曲想を精緻に、そして丁寧に描き出しているが、スケールは雄渾の極み。重厚さにおいてもいささかも不足はないが、ブラスセクションなどがいささかも無機的な音を出すことなく、常に奥行きのある音色を出しているのが素晴らしい。これぞブルックナー演奏の理想像の具現化と言っても過言ではあるまい。悠揚迫らぬインテンポを基調としているが、時として効果的なテンポの振幅なども織り交ぜるなど、その指揮ぶりは正に名人芸の域に達していると言ってもいいのではないか。ハイティンクの確かな統率の下、ロンドン交響楽団も圧倒的な名演奏を展開しており、とりわけホルンをはじめとしたブラスセクションの優秀さには出色のものがあると言えるだろう。いずれにしても、本演奏は、現代を代表する大指揮者の一人であるハイティンクによる円熟の名演と高く評価したい。そして、本盤で素晴らしいのは、マルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質録音であると言える。音質の鮮明さに加えて、臨場感溢れる音場の広さは見事というほかはなく、あらためてSACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第だ。マルチチャンネルで再生すると、各楽器セクションが明瞭に分離して聴こえるのは殆ど驚異的であるとすら言えるだろう。ハイティンクによる素晴らしい名演をSACDによる極上の高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

    6 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    山形の髭熊  |  山形県  |  不明  |  14/November/2011

    ジャケットには、This edition of Brucker’s Synfont No4 is edited by Lepolud Nowak と記載されているので、ノヴァーク版による演奏です。全体で2分強遅くなっているものの、ゆったりとした伸びやかな演奏で好感が持てます。LSOの演奏として聴くと、音に厚みが増したように思えます。ドイツ的な音作りそこに魅力を感じます。ホルンの音色も特徴的です。両翼にヴァイオリンを配する点も好きです。もう少し低音に厚みがあると更に魅力的だと感じるのは、私だけ?

    3 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1 - 7 of 7 items