Harpsichord Works: Leonhardt
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ムーミン・パパ | 岩手県 | 不明 | 13/August/2009
フレスコバルディもL.クープランも表面的なものをそぎ落とした禁欲的な演奏であり,音楽そのものが聞こえてくるようだ。聴くたびに身が引き締まり,汲めども尽きせぬ深みがある。表面的なイタリア的,フランス的というような形容を超えた高い次元の音楽が聞こえる。また近接録音がそのような印象をより強めているようだ。音像はかなり大きいが,セオンやフィリップスの頃に比べると遙かに音がよい。また戸外の鳥の鳴き声なども聞こえる。ただし,添付の日本語解説書には少し問題がある。フランス国王が戴冠を受ける場所が「レームの大聖堂」だったりする。フランス国王が戴冠するのは代々ランスの大聖堂だということは西洋史を多少でもかじったものならすぐ分かる。原文の解説書でも作曲家のMichi,ヴィオール奏者(これもヴァイオリニストと訳されている)のMaugersなどほとんど知られていない人名が出てくるので分かりにくいのであるが,「ブランシェーロ」(原文ではブランロシェ,ブランシュロシェの二通り),「ピッチンニ」(ピッチニーニ。ピッチンニとは別の作曲家),ボーアン写本が「Bauyn写本」になっているなど,およそ音楽学者とは思えないミスと怠慢が散見されるのは残念だ。0 people agree with this review
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