Wagner Orchestral Music, Rimsky-Korsakov Scheherazade, Khachaturian : H.Stein / NNH Symphony Orchestra (1973, 75, 90)(2CD)
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 01/December/2012
若干年代幅がありますが、録音上はほとんど差はなくて、優秀な状態で聴けます。シュタインさんの貴重な遺産、大いに歓迎というところであります。しかも、二枚目は珍しいレパートリーで注目度大。で、このロシア物がなかなかに結構な出来栄えであります。「仮面舞踏会」はやや腰の重い、ずしっとした響きの演奏で、手ごたえあり。「シェエラザード」も似たような感じで、カラフル・ロマンティックというのとは一線を隔て、やや重いドラマを聴いているような調子かな。一枚目のワーグナーは、もちろんシュタインさんの最も得意なレパートリーであり、当時のN響も彼からワーグナーを学ぼうというのではなかったかな。一曲目の「ラインへの旅」がいかにもずっしりと重くて立派なサウンド。大いに期待して聴き進めましたが、だんだん悪くなるっぽい。緊張感が後退し、オケのミスも目立ってきます。それがどうしても気になるんだなあ。N響さん、どうしてこんなに間違うのかなあ。みんなすごい技量の人ばかりなんだろうに(先般実演を聴いて見事な腕前に改めて感服したのですが)。もったいないなあ。惜しいなあ。大指揮者を多く招いて宝物のような演奏会がたくさんあったのに、「傷だらけ」のライヴ録音が多くて、泣けてきます。(ToT)2 people agree with this review
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Sagittarius | 神奈川県 | 不明 | 23/October/2011
このCD集の圧巻は、意外にもハチャトゥーリアンの「仮面舞踏会」だ。この曲は近年日本の花形フィギュア・スケート選手が伴奏に使った事から広く知られるようになったが、それまではガイーヌの陰になって、演奏されることは希だった。「仮面舞踏会」には作曲者の指揮による録音も残っていて、ロシアの代表的オーケストラや人気指揮者によるディジタル録音もあるが、音楽的にはシュタインとN響のこの演奏が断然優れている。シュタインの手堅い指揮でN響が規律ある演奏をしているばかりではない。ロシア音楽に欠かせないパワフルさ、勢い、活き活きとしたリズムまで出せている。更に独特のペーソスまで感じさせるところがこの演奏を他の演奏から引き離している所以だ。 シュタインはこの曲を得意としているらしく、1950年代にはベルリン放送交響楽団 (戦前からあるRundfunk-Sinfonie-Orchester Berlinの方で、戦後俄かに作られ、長らく Radio-Symphonie-Orchester Berlinと呼ばれていた方ではない)と録音もある。これも好演ではるが、1990年のシュタインの深み、翳りを持った彫りの深い表現には及ばない。 嘗て優れた音楽家が並んでいたN響の名誉指揮者の中で、シュタインは、マタチッチやスイトナーと比べた場合、白熱の演奏が無かった事が惜しまれる。そうした中で今回水準以上の演奏だった「仮面舞踏会」が紹介される意義は大きいと思う。 彼のN響での成功した演奏会だったカルミナ・ブラーナがCD化される事を待ちたい。2 people agree with this review
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