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Wagner (1813-1883)

CD Wagner: Der Ring Des Nibelungen Notes & Libretto

Wagner: Der Ring Des Nibelungen Notes & Libretto

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  • ★★★☆☆ 

    カワサキヤ  |  東京都  |  不明  |  11/December/2011

    レコード時代、さすがに初版は間に合いませんでしたが70年代からこのカルショウの指環を聴いてきた者として、ひとこと申し上げます。この指環はまったくジョン・カルショウの意欲的で壮大な実験として作られ、当時の潤沢な製作資金をもってカルショウが「レコード芸術」に挑んだものです。 歌手の顔ぶれは極めて豪華です。そして例のゾフィエンザールの録音ステージのマス目を移動しながらその豪華歌手陣が「ステレオソニック」の駒とななり、カルショウの意図をもっとも実現してくてる指揮者として壮年のショルティが選ばれたのです。わたくしは初めて聞いた時から「ショルティの指揮の、あまりのノリの悪さにガッカリしました」これが、あのウィーンフィルがうねりにうねってすざまじい「君こそは春・・」になる、クナッパーツブッシュのステレオ録音「ワルキューレ第1幕」と同じ、カルショウの仕事なのか?と思うと、クナッパーツブッシュでは指環のスタジオ録音は無理だと判断したカルショウは「取り返しのつかないミスジャッジ」をしたものだという思いは禁じえません。それでもホッター、ニルソン、ヴィントガッセン・・・とこうも名歌手が並ぶので、何度も聴きました。当時はまだメロドラムなどの海賊レーベルもバイロイト・ライヴを発売する前でしたから。また、ベームのバイロイト盤は、同じような顔ぶれでむろんはるかに力のある演奏ですが、いまでは、正規盤で聴けるクナッパーツブッシュの「黄昏」やカイルベルトなどと同様、蓋の中のオーケストラの音が基本です。 わたくしの結論は、このカルショウのリングは、あくまでカルショウの「レコード芸術」を検証するために存在するものです。申し訳ないですが、本当にこの当時のショルティの棒は、つまらないの。 ですが、このデッカのリマスターに一つだけ値打ちがあります。 リマスターの時代が10数年早かったので、近年エソテリックが鳴り物入りで出した高価なSACD盤より、はるかに「楽で肩の凝らない良い音がする」ことです。SACDは迫力があるところもありますが、相当に劣化が進んだテープからハードディスクで提供されたものをリマスターしたと噂されています。じつはわたくしも買いました。が、この廉価なセットのほうが遥かにわくしには楽しめました。よってカルショウのリングを買うなら、これです。(初CD化の西ドイツ盤に日本語の対訳のものも、CDの製盤によっては、ピンホールがあり、20年もたつと音飛びする恐れがあります)カルショウのリングはこのセットをお買いになるがベストです。

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  • ★★★☆☆ 

    たか  |  東京  |  不明  |  01/December/2005

    記念碑的な録音ではあるがショルティの前のめりな指揮はやはり所々気になる。ニルソンのブリュンヒルデも録音で聞く限り表情が単調なように私は感じる。生で聞けたらもっと印象は違うのかもしれないが。この録音により指輪に親しんだ人もいるだろうが、この録音により敬遠した人もいると思う。功罪あい半ばというところか。それにデッカがこの録音を売るために55年のカイルベルトのバイロイトライブ(ステレオ)をお蔵入りさせてしまったのは大変な損失である。テスタメントが発掘してCD化してくれるそうなので楽しみ。

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