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Mahler (1860-1911)

CD Mahler Symphony No.3 (1973), Berg Lulu Suite (1971): Martinon / French National Radio Orchestra & Choir, Ruetgers, Lindzey (2CD)

Mahler Symphony No.3 (1973), Berg Lulu Suite (1971): Martinon / French National Radio Orchestra & Choir, Ruetgers, Lindzey (2CD)

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  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  11/March/2012

    マルティノンのマーラー、いくつか既出のようですが、私は初めて聴きました。ライヴで、特にオケの乱れも散見されるのですけれど、ここに聴く演奏、大変すばらしいものと思います。表情付けは濃厚ではなく、テンポの緩急やバランスの強弱も含め、特別個性的なところはありません。むしろ、スコアを読み込んだ上で一定の軌道を作り、その上で、しっかりと手綱を引き締めつつ指揮しているという感じです。それが最終楽章に至って、感極まるというのでしょうか、豊かな歌が溢れて果てしなく拡がってゆき、感動的なフィナーレを迎えます。ライヴならではの素晴らしいエンディングにて、大いに満足しました。オケのミスや乱れは目立ち、声楽陣も特に感心はしませんが、そしてマルティノンならではの個性も特に感じないのですけれど、それは措いといて、充実した聴後感たっぷりですのでこれでいいんです。第1楽章終了後に拍手が起きるのはご愛敬だなあ。70年代半ばのブーレーズ&ニューヨークフィルでも同様なことが起こってます。当時はそんなもんだったんだな。「ルル」はなかなかに衝撃的な音楽。以上、録音は優秀。ヒスも少なく、フルオーケストラの迫力もしっかりとらえられております。さて、蛇足を二つ。ジャケットは、ユニコーン=カンチャナ発売のホーレンシュタイン&ロンドン響のディスクに何やら似ております(水とか色が)。実は演奏のコンセプトも似ている感じ。剛と柔の使い分けがいかにも共通。面割は、1枚目にマーラーの交響曲の1〜5楽章が、2枚目に6楽章が収められ、そのあとに「ルル」が入る。やっぱり逆だよね。1枚目の頭が「ルル」で、その後にマーラーの第1楽章を。マーラーの残りを全部2枚目に収める、もうこれしかないでしょう。特にマーラーの4〜6楽章はアタッカでつなげることになっているのだから、これが必然。製作者さん、ちゃんとしておくんなさい。

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  • ★★★★☆ 

    鶴田の坊主  |  青森県  |  不明  |  18/September/2011

    マーラーについて。ヒューマンな感覚には惹かれます。ただしオーケストラの自発性・精度は以前のシカゴ響の演奏の方に分があります。

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